【鬼灯の冷徹】神獣の部下は色んな人(？)によく好かれます……

44話 ページ45

sideA

鬼灯｢貴方の子煩悩を治す手立てが見つかりそうです。｣

白澤｢帰れよ！暇人！｣

？？

白澤｢大体、僕のどこが子煩悩だって？｣

鬼灯｢特にこれと断定は出来ませんが…娘を可愛い可愛いと言い、良いお年なのに酒も呑ませず、絶対に1人にしないで夕方以降はほぼ外出禁止で、嫁に出さないあたりが。｣

めちゃくちゃ断定してます。

白澤｢僕は思ったことを言ってるだけだよ。Aに限らず女の子にはぁあ！｣

ビクッ！

一子｢スケコマシ｣

二子｢スケコマシ｣

び、びっくりしました……

白澤｢おい、モンスターペアレント！｣

鬼灯｢それは貴方でしょう！｣

もんすたあぺあれんと？

鬼灯｢貴方は知らなくて大丈夫です。｣

白澤｢うちの子にベッタベタ触れるな。常闇鬼神に触れられたら大変だ。｣

パンパンと私の服を埃を取るかの如く払う白澤様。

白澤｢Aは奥の部屋に居なさい。｣

はぁい。

鬼灯｢良いんですか？｣

何がです？

鬼灯｢ここに現世の産みたての鶏卵があります。｣

白澤｢あ！お前せこい！｣

けいらん…けい…らん？

A『鶏卵!!』

桃太郎｢狐って油揚げじゃないんですか？｣

鬼灯｢中国の狐は鶏卵を好むとされています。日本では油揚げや稲荷が伝承されてますが。｣

白澤｢油揚げは苦手だね。お稲荷さんは好んで食べるけど。｣

はい！

鬼灯｢わざわざ教えて頂きありがとうございます。｣

白澤｢しまったー！｣

桃太郎｢馬鹿すぎる……｣

たまご！

白澤｢今作ってあげるから。大人しく座ってて。｣

わーい！！

白澤(可愛い。)

白澤｢あーん。｣

ジャーキー！

鬼灯｢苦手な食べ物はありますか？｣

A『玉ねぎとかチョコレートとか…』

鬼灯｢それ、イヌ科は食べれません。｣

あ、そうなんですか。

白澤｢A、お味見する？｣

はい！

白澤｢はーい、あーんして。｣

あーん。

白澤様はプルプルしてます…

白澤(こんな少量なのに大きな口開けるとことか本当に可愛すぎる。)

鬼灯｢それを俗世間では親バカもしくは子煩悩と言います。｣

わあ！？

白澤｢美味しい？｣

はい！

お手伝いしたいです。

白澤｢危ないから座ってて。｣

むー…


一子｢ぬいぐるみ、見つけた。｣

二子｢可愛い。｣

一子｢Aさんの匂いする。｣

私ってそんなに強いんですか！？

鬼灯｢その、ぬいぐるみどこから…｣

A『へ…鳳凰様に…』

桃太郎｢親バカの次は孫バカですね…｣

？？？

45話→←43話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す