31話 ページ32
前回の白澤様vs鬼灯様
side白澤
妲己｢一応、本人承諾した上で連れてきてくれた？｣
鬼灯｢はい。｣
白澤｢良いから早く説明して。｣
鬼灯｢短気な爺。｣
妲己｢私に写真を依頼してきたんだけど、面倒だから断ろうと思ったんだけど…｣
鬼灯｢Aさんに会いたいと申されまして、連れてきたら出てくれるという交換条件です。｣
白澤｢納得いかないんだけど。｣
てか、Aにはなんて？
鬼灯｢妲己さんが会いたいらしいですけど良いですか？と。｣
勝手に？
A『…え、えーと…』
檎｢ここの駒を、そうそう。上手い上手い。｣
｢またやられた!!｣
｢ルール教えて間のない子に!!｣
檎｢おめーらが阿呆みたいに弱いだけじゃ。｣
白澤｢A｣
すすすっと襖が開く。
A『はい。』
僕が左手で頬を撫でると両手を僕の腕に絡めてとろんとした顔になる。
白澤｢…何してんの？｣
ぷち撮影会が始まった。
A『…う…』
カメラを向けることを苦手意識を持っているのか明らかに嫌な顔をする。
妲己｢1枚だけよ〜？ほらこっち向いて。｣
こんなに上機嫌な妲己ちゃん初めて見たかも。
妲己｢素晴らしいわ！これ現像して!!｣
鬼灯｢お金取りますよ。｣
白澤｢そこで勝手に取引するな。｣
あ、A暇そう。
白澤｢楽しい？｣
A『無知な領域を学べるのは楽しいです。』
鬼灯｢では獄卒などはいかがでしょう？｣
白澤｢やめろ！｣
A『…獄卒さんは大変ハードだと聞いてます…』
良かった。ちゃんと断った。
鬼灯｢記録課や技術課のように書物を書いたり器用に機械を作る仕事もあります。｣
まだスカウトする気か！？
Aはちょっと考え込んでる…
え、嘘だよね？行かないよね？
鬼灯(落ち着け、爺。)
檎(親離れより子離れが大変そうな家じゃの。)
A『わ、私は…』
お？
A『白澤様に認めていただける薬剤師になりたいと、思……？？？』
疑って悪かったよ。本当に。
鬼灯｢おい、助平爺何してる。｣
白澤｢子どもを抱っこして何が悪い。｣
妲己｢いい子ね〜♡｣
鬼灯｢もうAさんもいいお年でしょうに…｣
五月蝿い。良いんだ。親としてずっと甘えられる存在になれればそれで良い。
白澤｢帰ったら何食べようね。｣
A『まずは心配してる桃太郎さんに謝るですよ。』
育て方間違えてない。めっちゃいい子。
その後、僕だけ桃タロー君に怒られた。
ひどい。
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けいけ - 更新楽しみにまってます！ (2020年1月20日 22時) (
レス) id: f9798b2aff (このIDを非表示/違反報告)
雛雪 - この小説好きです！ヒロイン可愛い♪頑張ってください(^^) (2019年1月14日 22時) (レス) id: f50f701b3c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - だんだんと夢主ちゃんのキャラがブレて来ていますよ。 (2018年3月16日 22時) (レス) id: 4a1156ae6a (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - ペテン師さんこれ程までに惚れた作品は久々です。これからも更新頑張って下さい。応援しています。 (2018年2月19日 3時) (レス) id: 09ba0af9d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2018年2月5日 11時
