【鬼灯の冷徹】神獣の部下は色んな人(？)によく好かれます……

21話 ページ22

sideA

桃太郎｢白澤様って前に性別が女性なら誰でも。みたいな事言ってましたけど、Aさん的にはどうなんすか…それ｣

A『人の恋愛に口は出せませんよ…』

まあ褒められた事でもないですけど

桃太郎｢Aさんにだっていずれ好きなｸﾞﾌｫ｣

なんか飛んできた…！

白澤｢僕は何も聞いてない…聞いてない…Aに好きな野郎なんて居ない…そうに決まってる！｣

こわひ。

桃太郎｢親バカ通り越してやべえ奴…｣

A『…私、恋愛としての好きとかよくわからないです』

って言ったら白澤様はいつも通りになりました。

白澤｢A、これとこれ。庭から取ってきて。｣

はーい。

てててと歩く。

うさぎさん達が雑草食べてくれてます。

side白澤

桃太郎｢白澤様ってAさんは恋愛対象外なんスよね？なんでそんなに執着するんすか？｣

白澤｢可愛い子どもだから汚れたら嫌だもん。もし、言いよる汚ねえ輩が来たら呪う。｣

桃太郎(こええ…知識の神が邪神になる…)

A『白澤様〜。』

こーんな可愛い子を恋愛対象にした場合、

こんな無垢で無邪気な笑顔を僕に見せてはくれない気がする。

A『白澤様…？』

不安そうに僕を見つめるその目も

何も感じてないからこそ触れるその手も

僕が汚した事によって無くなるかもしれない。

そう考えると怖くてたまらない。

A『…？』

僕がこの子を恋愛対象外にしないと

僕の制御が出来なくなる。

A『わっ！』

白澤｢お疲れ様。｣

肩車に近い抱っこをしてお腹辺りに顔を埋め込む。

A『きゃー』

いつも通りの事だから気にしない。

桃太郎(依存してんだな〜。)

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