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18話 ページ19

sideA

桃太郎「そう言えばAさんって赤ん坊の頃から白澤様が育ててたんですよね?」

はい。

桃太郎「でも白澤様は昔の方が女癖悪かったって聞きましたけど…」

あー。それはですねぇ…

―ずっと昔―

白澤「え〜?ホント〜?」

白澤様は店の表に居て、私はお部屋の中に居ました。

白澤様がここから出るなと申されたので。

ですが、ある日。

A『金丹…?』

ご注文されてた品がまだ作れていない事に気づき、その材料を採取しようと外へ出ました。

ちなみに白澤様は女性の所へ行ってました。

A『絶対に来る場所違う。』

樹木が雄々しき森に迷い込みました。

木霊「あれ。君はどこの子?」

今まで白澤様としか話したことがなく白澤様に他の者と話すことを禁じられていました。

A『……』

木霊「もしかして話せない!?」

ψ(。。)

地面に桃源郷の絵を描きました。

木霊「もしかして天国に行きたいの?」

はい。と頷くと

木霊「じゃあ連れてってあげる。」

その後、木霊さんに連れられてカンカンに怒った白澤様とご対面しました。


白澤「あれはね、怒ってたんじゃなくて心配してたんだよ。」

side白澤

白澤「え?今日遊べるの〜?行く行く〜。」

いつも通り女の子からのお誘いを受けて

遊びに行って帰ってきた。

白澤「あれ?A〜?どこ行ったんだろ…」

敷地内を探してもAは出てこない。

白澤「Aを見ていない?」

Aの事を知ってるのはひと握りしかいない。

だからその人達が知らないと言われたらもう手がかりはない。

色々探した天国も地獄も。

どこにも居なかった。

白澤「はぁ…はぁ……どこだよ!!」

子育てで嫌になった事だってある。

手放して育ててくれる人に預けた方がって思った事もある。

でも。

否定した瞬間、目の前の視界が歪み出した。

麒麟「お前にゃあの子は育てられん。」

鳳凰「手癖の悪さを無くさん事には。」

確かにそうだ。

けど、僕はあの子が欲しい…

木霊「この辺?」

珍しいお客さんだな…

白澤「悪いんだけど今日は……今までどこに居た!?」

この件を反省して女の子と遊ぶの減らしたんだ。

sideA

桃太郎「減らしたって言っても全然減ってない…」

だいぶ減りましたよ。

白澤「あと、敷地内から勝手に出るなって言う約束したし。」

はい。あれからだいぶ経った後でしたけど…

白澤「目離したらすぐに連れていかれるからね。」

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けいけ - 更新楽しみにまってます! (2020年1月20日 22時) (レス) id: f9798b2aff (このIDを非表示/違反報告)
雛雪 - この小説好きです!ヒロイン可愛い♪頑張ってください(^^) (2019年1月14日 22時) (レス) id: f50f701b3c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - だんだんと夢主ちゃんのキャラがブレて来ていますよ。 (2018年3月16日 22時) (レス) id: 4a1156ae6a (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - ペテン師さんこれ程までに惚れた作品は久々です。これからも更新頑張って下さい。応援しています。 (2018年2月19日 3時) (レス) id: 09ba0af9d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2018年2月5日 11時

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