‡終章‡ ページ48
･
新たな任務にあたり、始めは特命調査部の人間に
予想通りに迫害されていた。
しかし鶴丸はそれらを全て受け入れ、
抵抗もしなかった。
やがて任務をこなすうちに、
信頼を集め始め、数年後には
“太刀極の１号”として名を馳せることになる。
───────────
そして………祟り神の一件から数年。
とある現代。
バーガー片手にレインボーサングラスをした
二振りが、とある書類の確認を行っている。
鶴丸「ﾑｸﾞﾑｸﾞ)さて………何なに？
今回の任務は………」
鶯丸「………ふむ。令和の時代にて
保護対象の護衛………か」
鶴丸「嗚呼。Aの霊力、容姿が一致する少女」
鶯丸「この情報、宛になるのか？」
鶴丸「おいおい、信じなきゃ奇跡も起きないぜ？」
鶯丸「それはもはやお前の願望だろうに」
鶴丸「なんだよ、きみも内心は俺と同じだろう？」
鶯丸「………まあな。否定しない。
輪廻転生を信じるなら、な」
「そいつを捕まえてくれっ！通り魔だ！！」
鶴丸「………ｺﾞｸｯ。
いつの時代も物騒だな」
鶯丸「あれ程の経験をしたんだ。
これぐらいは可愛いものだろう」
鶴丸「ひよっこだな。ほらよっと、」
正面からやって来る通り魔。
鶴丸はその通り魔の胸ぐらを掴み、放り投げる。
通り魔の犯人は見事な曲線を描き、
そのまま派手にゴミ箱へと
壮大に頭から突っ込んだ。
「な、何だ！？なにもない所で
あいつ壮大にすっ転んだぞ！？」
鶯丸「…………影の薄さは相変わらずだが」
鶴丸「言ってろ………好きで
影薄くなってないからな？」
鶯丸「そういう事にしてやるよ」
鶴丸「ふん。さて、始めるか！」
鶯丸「また不審者に間違われて、
通報されないよう気をつけるんだな」
鶴丸「ゔっ………やめろ、地味に傷つく」
現代日本にて、新たな物語が始まる。
鶴丸「見つけてみせるさ。必ず。
今度こそは………守り抜いてみせる」
･
･
───白き焔に雪降りの舞を───
───【完】───
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2021年4月20日 14時
