195pager “師を知る者” ページ6
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赤神「………あ、！詩重ちゃーん！！
準備はオッケー？」
『はいっ。お待たせしました』
正門前。
私は荷物を持って正門前まで来ると、
松葉杖を外した赤神さんが居る。
怪我は大丈夫かと問うが、
「ネタだから気にすんな」とケロッとしていた。
赤神「どーせみっちゃんを置いて行くから
帰ったらまた速攻でボコられるし」
『(ボコられる前提で………
燭台切さんを連れていけばいいのでは)』
赤神「さてさて。今日は初期刀たる歌仙にも
ついてきてもらうが………
詩重ちゃんの護衛、頼んだよ歌仙」
歌仙「勿論。任せておくれ」
切国「見送りに来た」
赤神「おっすまんばちゃん！
審神者代理、頼むぜー。
長谷部としっかりな？」
切国「嗚呼」
ふと、遅れて切国さんが来た。
今日は留守番らしい。
いつも赤神さんと一緒に居るから、
今回も彼が来るかと思ったが………違うらしい。
長谷部も本丸に残るとなれば、
赤神さんは今日はお供、誰も居ないのかな。
同じ事を思ったのか、歌仙も疑問を口にする。
歌仙「今日は赤神は一人かい？」
切国「まさか。こいつのストッパーが
居なくなったら誰が主の暴走を止めるんだ」
歌仙「君は自分の主の扱いを
よく分かってるね………」
切国「お陰で何故かその事だけは
眠って一日の出来事を忘れても
記憶に残るくらいだからな………」
歌仙「分かった…………君は今回休み給え………」
『(切実だ………)』
歌仙は心底同情するように切国さんの肩に
ポンッと手を置いてそう告げる。
そんな初期刀組を変な汗を流しつつ眺めて居ると、
シュイン………と、機械音にも似た
音が正門側から聞こえ、
「待たせたかな？」と言う声が背後から聞こえた。
振り向けばそこに居たのは、一振りの刀剣。
赤神「長義ちゃーん！面と話すのは久々だねー。
今日も顔がいいな」
長義「君に言われても嬉しくはないな」
赤神「みっちゃんもそうだけど、
長船って皆私にドライだよな」
“長義”と呼ばれた刀剣は
赤神さんに小言を言いながら、私に視線を移す。
………あれ。この神、どこかで会ったような。
そこまで考えて、思い出した。
そう言えば、政府で彼と同じ気配がした
役人が居た気がする。
長義「………こちらの暮らしはなれたかい」
『！やっぱり、あの時の』
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ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - 冷泉 雪桜さん» はい、とても綺麗な響きだなぁって思いました。ツユクサの別名だったのですね。成る程(*-ω-)…あっ、あとアンケート投票させてもらいました!縁結びシリーズに繋がっていることが確信できて、興奮しています← (2021年4月30日 16時) (
レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» 今回の話は割と自分でも気に入ってますー！縹(ハナダ)はツユクサの別名で、響きがすごい好きです。花が好きなので結構花言葉を調べてから登場人物に花の名前を付けがちな作者であります (2021年4月30日 0時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - 冷泉 雪桜さん» まさか日本号さんだったとは……!お酒飲みたい発言から伏線だったのでしょうか。鬼のハナダちゃん、可愛らしいです(*´-`)秋間さんいい人過ぎませんか (2021年4月28日 7時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - 冷泉 雪桜さん» な、なるほど……!あの方でしょうか…?誰にしてもワクワクさせて読ませていただきますね(*´-`) (2021年4月24日 7時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» 男前なあの方です(*´ω｀*) (2021年4月22日 23時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2021年3月22日 16時
