【刀剣乱舞】壱と出会う話４章 (ページ8)

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127pager【自鳴琴と宝石】ページ8

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最近。

歌仙「主、それは少し薄着じゃないかい？
これを着ていなさい」

『き、今日は………温かいし。
今、生姜湯飲んでるから………へ、平気』

伽羅「………食え」←唐揚げ分けてる

『もう、食べれないよ………』

刀剣達の過保護が凄い。

私は現在、食堂でやんややんやと
自分の刀剣に上着だの唐揚げなどを
与えられている。
大将組の件と赤神さんが居ない間の
太鼓鐘の件で無理した私がいけないんだけど、
やたら歌仙と倶利伽羅の
過保護が過ぎるような気がする。
(そして喧嘩する………)

自慢では無いが、私これでも現世じゃ
元空手黒帯だったんだけど………
それでも何かと私に構うようになった。
その………あまり心配された事なかったから
どうしたらいいか分からない。

それに加えて………最近は更に過保護が増えた。

厚「大将ーっ！これ、体に良いってよ！」

『？厚………？うわっ、何これ』

後藤「何って、レバーだろ。
大将、貧血でよくぶっ倒れる体質だって、
薬研から聞いたからな！沢山買ってきたぜ！」

『(あまり、好きじゃないんだけどな………)
そ、そう。ありがとう………』

大千「おい。見習いは居るか」

『え、大千鳥さん………、？』

伽羅「………何しに来た。(誌重を狙う奴か？)」

大千「…………野菜」

『はい？』

大千「食え。そんな体だから弱る」

『(え、まさか大千鳥さんまで？
てかもう食べれないんだけど………)

ど、うも………』

大千「邪魔したな」

大千鳥さんはそれだけ言って立ち去ってしまう。
………えぇっ。大千鳥さん、
畑の野菜てんこ盛りの籠を置いて
どっか行っちゃったんだけど。
その為だけに来たの？反応に困る。
コミュニケーションが圧倒的に足りてない。
↑コミュ障

待って、それよりレバーだの野菜だのと。
どんだけ貧弱だと思われているの。

彼らは以前私と関わりを持った刀剣達。
距離が近づいた？感じだが、皆………
何故距離の詰め方がそんなに下手なのっ。←

何で歌仙以外、食べ物しか
話す口実がないのっ。
短刀の二振りは多分親切心からだと思うけど、
大千鳥さんと倶利伽羅は
もう少しなんか………頑張れたよっ。

いや、もう………ツッコミが追いつかないよっ！

なんとも言えない気持ちになりながら、
私は上着と唐揚げとレバー、野菜を
受け取るしか出来なかった………