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佰捌拾参 ページ24








鶴丸「………で、きみは何故獣になっていた?」


倶利「【それがこの世界から出る時の
条件とされていたからだ】」


鶴丸「?条件?」


倶利「【俺は同じ本丸の光忠とここに堕ちた。
俺は何とか光忠を現世に戻そうとした。
だがこの世界を支配する
ミシャクジとやらに邪魔された】」


鶴丸「!?きみ、会ったのか!ミシャクジにっ」


倶利「【光忠と俺は罪を侵したと。
罪人は裁かなければならない】」









“罪を裁くまで、自分が飽きるまでは
現世に返す気はない”


“そしてお前は罪を贖罪しない”

“それこそが罪”


“だがもし、自分の罪を重ねてまで
もう一振りの罪人を救いたくば、
獣のまま自分が支配するこの世界から脱出してみせろ”


“知性を保ち、彼と共に脱出が出来れば、
お前の罪を許してやろう”


“その時に、本体も返してやろう”









倶利「【今の俺は刀剣男士ではなく、
妖魔に近い存在だ。本体は奪われた】」


鶴丸「!」









伽羅坊は、刀剣である事に誰よりも誇りを持っている。
それをミシャクジは分かっているのか………?

その条件は伽羅坊にとって、
最も屈辱的な条件だ。


誇っていたものを奪われ、獣と変えられ………
刀剣として己を振るわせないとは。









鶴丸「そいつ、は………きみは大丈夫なのか」

倶利「…………【侮辱された気分で最悪だがな】」

鶴丸「(伽羅坊の性格上、そうだろうな……)」




倶利「【国永。さっき光忠の名を口にしただろう。
光忠は近くにいるのか】」



鶴丸「あー、近くと言うよりかは………」









俺が迷子何だよなぁ……←







───────────────



※文字数余ったからスーパー茶番タイム









『(………あれ?
うち、溺死と刺殺と二回死んだけど……
よく考えたら、死因の元凶って)』







溺死→鶴丸が引き起こした大洪水

刺殺→大蜘蛛に操られた燭台切の容赦ない心臓一突き






『…………身内やん』←

鶯丸「何か言ったか?」

『嘘やろ』









【文を書いてて気づいた衝撃的事実】

佰捌拾肆→←佰捌拾弐



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作者名:冷泉 雪桜 | 作成日時:2020年9月29日 18時

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