†参佰参拾陸† ページ7
･
色んな声が聞こえた。
五虎「ぐすっ…………秋田、ごめんね秋田ぁ………」
一期「五虎退……………」
五虎「いち兄………ｯ………」
乱「大丈夫だよ五虎退」
前田「五虎退のせいじゃありませんから………」
それは悲しい声ばかりで………
厚「……………俺が居ない間、
皆苦しい思いをしていたんだな………」
薬研「厚………」
厚「薬研。今の俺に………何が出来るのかな」
薬研「そりゃお前次第ではあるが……………
お前が折れても何も変わらなかっただろう」
厚「！」
薬研「だが、お前が生きて、変わるものもある。
ただそばにあるだけでも、力になる。
俺達短刀は、その為の守り刀だよ」
それでも前を向こうとする心が交差した。
蛍丸「……………」
面影「？蛍まう？」
蛍丸「あ、ごめん。何でもないよ」
面影「……………大丈夫。いつか、おえ達で
明石と、愛染、見つけおう？
おえがいう、から」
私に出来る事は、これが精一杯だけど……………
君達に、何かしてやれたかな。
何かを為し遂げてやれただろうか。
太鼓「あれ？小竜ー！みっちゃんは？」
小竜「？太鼓鐘か。祖なら夕食の準備をしに
今本丸に戻ったとこだよ」
太鼓「ええっ、みっちゃん……………
こんな時ぐらいゆっくりすりゃあいいのに」
小竜「……………思うとこがあるんだよ。
そっとしてやったらどうだい？」
太鼓「……………」
･
石切「主、お疲れ様。疲れただろう？」
『石切丸様、太郎太刀様。
お二振り共もお疲れ様でした。
お陰で儀式も無事に終わりました。
橋姫様も』
瀬《ﾑｯ………私をついでのように言うでないわ》
太郎「見事な剣舞でしたよ」
『ありがとうございます』
瀬《御用人にしては、中々のものだったぞ》
『(にしては、って……………)』
石切「これで、皆も報われるよ。ありがとう」
石切丸様はそう言って、頭を下げた。
やれてよかったと私も思う。
出来る事が少ない事が多くて、
私ももどかしかったし……………
父から受け継いだ剣舞が、
役に立てたのが素直に嬉しかった。
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冷泉 雪桜(プロフ) - おピノさん» おピノさんコメントありがとうございます。これからもよろしくお願いしますね(*´ー｀*) (2019年12月5日 13時) (
レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
おピノ(プロフ) - はじめまして！最近夢小説にハマって主様の作品に辿り着きました！とても面白かったので一気読みさせて頂きました。続き楽しみにしています！ (2019年12月5日 11時) (レス) id: 2ba0bb6bb8 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - お気に入り様が500人突破いたしました。皆様本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします (2019年12月4日 7時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - 雪月花のとびうおさん» 神様の御用人、最高ですよね！語り合える方と巡り会えて嬉しく思います。黄金達との絡みもいいですね。出来たらいつかやりたいと思います (2019年12月4日 7時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
雪月花のとびうお(プロフ) - 初めまして、こちらの作品を見つけ、一気読みさせて頂きました！私も神様の御用人、大好きなんです！いつか黄金たちが出ることを期待しております(笑) (2019年12月3日 21時) (レス) id: b36649e14a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2019年11月20日 19時
