†参佰伍拾参† ページ24
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鶯丸「そう言えば、本日の近侍殿はどうした？」
『嗚呼、彼には……………』
??「おや？鶯丸殿、髭切殿。
お二振り共いらしてたのですか」
『あ、一期様』
そこへやって来たのは一期様だ。
今日の近侍は彼。今日は報告書を書き上げる日だと
決めていたので、仕事が丁寧で
頼りになる彼を選んだ。
一期様は私に気がついて、にこりと笑う。
一期「主殿、書類を纏めておきました。
目を通して頂けますかな」
『ありがとうございます。助かりました』
一期「他には何かお手伝い出来る事はありますか？」
『いえ、もうこれだけなので。
一期様もお疲れ様でした。もうすぐ終わりますので
休んで大丈夫ですよ』
一期「分かりました」
私は一期様から書類を預かってそう告げると
一期様は少し申し訳なさそうにしていたが、
残り少ない書類の束を見て、
問題ないと察したのか、私の答えを承諾した。
そしてくるりと振り返って、
ポンッと鶯丸様の細い肩に手を置いた。
一期「鶯丸殿？内番はどうなされたしたか？」
鶯丸「もう終わっているぞ(大包平が)」
一期「貴方は先程から動いておられませんか。
働いてください」
ぐぎぎぎぎっと一期様はにこりと笑ったまま、
鶯丸様の衿を引っ張って、ズルズルと引きずる。
鶯丸様は平然とした顔で尚、茶をすすっていた。
マイペースの極みだな……………
??「あ！主さーん！！」
??「主さま！」
その時、私を呼ぶ声がした。
しかし髭切様達の逞しい体が邪魔して、
声の主達の姿が分からない。
私はよじよじと四つん這いになって
障子をもう少し開けて、中庭を見ると
そこには乱様と五虎退様がいた。
私の姿を見つけたや否や、二振りはぱぁっ！と
笑顔になって、ととととー！
とはしゃいで走ってきた。
……………のと同時に、兄である一期様が
鶯丸様のジャージの衿を掴んで引きずる姿を見て
ぎょっとしていた。
乱「え、鶯丸様何したの……………」
鶯丸「茶を飲んでいただけだ」
一期「仕事をなさっていないではありませんか」
五虎「あ、の……………」
髭切「あ。小虎君、金平糖あげるよ。
そっちの……………藤四郎君も」
乱「“乱”！藤四郎だよ。(間違いじゃないけど)
ありがとう髭切様ーっ♡」
……………今日も平和だな。
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冷泉 雪桜(プロフ) - おピノさん» おピノさんコメントありがとうございます。これからもよろしくお願いしますね(*´ー｀*) (2019年12月5日 13時) (
レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
おピノ(プロフ) - はじめまして！最近夢小説にハマって主様の作品に辿り着きました！とても面白かったので一気読みさせて頂きました。続き楽しみにしています！ (2019年12月5日 11時) (レス) id: 2ba0bb6bb8 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - お気に入り様が500人突破いたしました。皆様本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします (2019年12月4日 7時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - 雪月花のとびうおさん» 神様の御用人、最高ですよね！語り合える方と巡り会えて嬉しく思います。黄金達との絡みもいいですね。出来たらいつかやりたいと思います (2019年12月4日 7時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
雪月花のとびうお(プロフ) - 初めまして、こちらの作品を見つけ、一気読みさせて頂きました！私も神様の御用人、大好きなんです！いつか黄金たちが出ることを期待しております(笑) (2019年12月3日 21時) (レス) id: b36649e14a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2019年11月20日 19時
