佰拾玖 ページ41
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七緒「近頃、本丸を襲撃されたり、
ブラック化する本丸の数が
多くなっている事は知ってるね？
最近、政府の方で分かったんだけど、
どうやら第三者が関わっているらしいんだ」
俺は会合場所に向かう最中、
二振りに先程の通達について話した。
襲撃から何とか免れた審神者によれば、
襲撃される前に“黒い蝶”の群れを目撃していたとか。
夜の暗闇出会った為、確かではないが、
形は蝶のそれだったようだ。
蜂須「蝶、か。一見美しいものだが、
黒蝶となるとかえって不気味に感じるな」
太鼓「なる程なー。だから警備を固めたんだな」
七緒「私の本丸もまた例外ではないからね。
襲撃なんてさせないさ。
私があの本丸にいる限り、お前は私が守るさ。
君達は私達人の未来を守ってくれている。
ならばせめて、帰る場所くらいは
安らぎをあげたいからね」
太鼓「………へへっ」
蜂須「ﾌｯ………全く、君は」
七緒「ん？どうかしたかい？」
蜂須「いいや。我らの主はやはり、君だと」
七緒「？」
太鼓「お、会合場所までついたぜ」
そんな事を話していた時、
いつの間にか会合場所まで着いていた。
会合場所は大きな屋敷であり、
部外者からは分からないように
何層にも厳重に結界が張られている。
七緒「(………恐らく、緊急集会は
今話した内容だろう。
妹の本丸の事もある。
何か掴めるかもしれない)」
役人《七緒本丸の方々ですね。
お待ちしておりました。どうぞ中へ……》
七緒side〜end〜
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2020年7月21日 18時
