+参佰肆拾弐+ ページ22
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藤堂「よっしゃあ！！新選組の晴れ舞台だ！！」
永倉「何言ってやがる、平助。
お前はまだ傷が治ってないから留守番だろ」
藤堂「えぇ！？そんなぁ………！」
俺は平隊士の為、離れた場所しか見えないが
藤堂さん達幹部方のやり取りが聞こえる。
よく見ないと分からないけど、
藤堂さんの額には痛々しい傷が見え隠れしている。
藤堂さんは心底残念そうに肩を落としていた。
沖田「ま、怪我人は大人しくここで
待機すべきじゃないかな」
山南「そういう沖田くんもですよ」
沖田「え？」
山南「不服でしょうが私もご一緒します」
沖/藤「「はぁ……………」」
藤堂さんに続いて今度は
沖田さんが肩を落とす番だった。
そんなに行きたかったんだ…………
(まあ当たり前だろうけど)
沖田「ま、今回は諦めようかな。
まだ本調子じゃないしね……」
その時、俺の耳にそんな沖田さんの言葉が届く。
まだ痛むのだろうか。
池田屋であの風間と戦ったから、無理はないが。
けれど彼の目はそんな事はどうでもいいように、
真っ直ぐとどこかを見ていた。
俺はチラリと沖田さんの目線を辿ると、
そこには総長がいた。
…………久々にお顔を見た気がする。
前より痩せてしまっているし…………
口調にもトゲがある。
彼の自身を責めるような、
自分を憎み、皆を見つめる視線が
まるで悲しみを帯びているようで。
そんな彼を見つめていると
一瞬目が合ったように感じて……………
慌てて視線を逸らしてしまった。
宿院「山野サン……山野サン！！」
『！宿院……中島………』
中島「大丈夫か？」
宿院「ボーっとしてやしたけど」
『あ、嗚呼………大丈夫』
宿院「…………そう言えば、山野サン。
副ちょー、呼んでたっすよ」
『え？副長が？』
宿「はい。超絶鬼顔で睨んで言われたんで
早く行ってくださいっすよ。
怒られんの、嫌っすから」
『………………』
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冷泉 雪桜(プロフ) - ひゃくまるさん» コメントありがとうございす！そうですね。いつか書けたらいいなと思います。これからもよろしくお願いしますね！ (2018年12月26日 15時) (
レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
ひゃくまる(プロフ) - これから山野さんがどんな風に成長していくか楽しみです！作品を読んでて思ったことが山野さんは辛いこととか抱え込んでしまうキャラなのでいつか誰かを頼れるようになるといいですね(*´-`) (2018年12月26日 1時) (レス) id: 057beedb8c (このIDを非表示/違反報告)
なや(プロフ) - 返信ありがとうございます！これからも楽しみにしております(´∀｀*) (2018年12月2日 21時) (レス) id: 47f47e69bf (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - なやさん» なやさんとこの小説を結びつけてくれたのも新選組が紡いでくれた縁だと思います。更新が遅い日々が続いてしまいますがこれからもよろしくお願いします(*´-`) (2018年12月1日 23時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - なやさん» なやさんコメントありがとうございます！私はただ誰かと共感したくて自己満で書いただけですが、なやさんのような人に読んでもらえるなんて私としても嬉しく思います。 (2018年12月1日 23時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2018年7月10日 16時
