†弐拾伍† ページ28
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??「それに、大丈夫。ほら、手を繋ごう！」
“手…………？何故繋ぐ必要が…………”
??「貴方は、私を守ってくれるんでしょ？
こうしたら…………離れない。
貴方が居れば、怖くない」
“主…………？”
??「約束する。私は貴方と一緒にいる。
私の初期刀…………始めての…………」
“主、どこへいく！？”
??「だから、貴方も…………一緒に…………」
“待て、消えるな！行くな、主！！”
その時、声の主としっかりと手を繋いでいたはずの
巫女姿の少女は、桜吹雪と共に体が消えていって、
手を伸ばしたのに、掴むのは空気ばかりで。
彼の“主”は………消えてしまった。
最後に聞こえたのは………
───“山姥切”───
と言う“彼”の名前だけだった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『………………ｯ』
??「！目が覚めた？」
『燭台切、様…………』
燭台「良かった、気がついて」
目を覚ましたら、そこには燭台切様の背中が見えて、
私の気配に気づいた彼が、ホッと安堵したような
表情が見えた…………
知らない天井が視界に入って来て、
ここは何処だろうと体を起こそうとした時、
燭台切様が私の背中を支えて起こしてくれた。
『ここ、は…………』
燭台「僕の部屋だよ。ごめんね、
一番近かった部屋がここだから」
『そうでしたか…………』
燭台「体は平気？体が冷えていたから
一応お粥作ったんだけど………食べれそう？」
『え？作ったんですか？』
神様が？と思っている間に、
“はい、どうぞ”と物凄く美味しそうなお粥が
目の前に置かれた。
あれ、お粥ってこんなに豪華なものだっけ？
以外な彼の一面を見たようで、内心ちょっと驚いた。
とりあえず折角作ってくれたんだ。
お言葉に甘えよう。
…………うん、何かもう味が美味しいってのが
直ぐに分かったよ、うん。
燭台「それにしても君の霊力、凄いね。
傷の痛みが直ぐになくなったよ」
『(自分じゃその霊力の高さは分からないけど)
それは良かった…………です？』
燭台「それと、薬研君が言っていたんだ。
首に下げてる御守りで大分押さえてるけど、
君の霊力は強いから、
余計に体が持たなかったみたいだってね」
『そう言えば………山姥切国広』
燭台「！」
『あの刀の名は、山姥切国広と言うんですね』
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冷泉 雪桜(プロフ) - ニコさん» ですが分かりにくい文章で表現してしまったので、訂正しておきますね (2020年3月30日 8時) (
レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - ニコさん» コメントありがとうございます。設定では主人公は“刀剣”をよく知らないと言う設定で通っています。この時点では夢主は“太刀”と“打刀”の違いが分かっていなくて、政府の説明もいまいち理解していない頃です。ご指摘ありがとうございます (2020年3月30日 8時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - はじめまして、このお話を読んでて気になったんですが、みっちゃんは打刀ではなく太刀なのでは？ (2020年3月30日 8時) (レス) id: 4b4e0cfc72 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話大好きです！！いつも更新してくれてありがとう！！続きも楽しみにしてます！！ (2019年10月27日 16時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - 水神の狐さん» コメントしていただきありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします (2019年8月15日 16時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2019年8月11日 21時
