+参+ ページ5
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『えと………壬生浪士組の屯所はここだと聞きました。
………こちらに入隊を希望するものです』
??「？入隊希望者か？」
『はい。正門から堂々と入ればいいのか、
待ってた方がいいのか、
分からなかったものですから』
??「なるほど……それで戸惑っていたのか」
いつの間にか抜かれていた刀に、
驚きつつも訳を話せば、その人は刀を納めてくれた。
一瞬の事だったから分からなかった為、
もう一度その人を見てみる。
黒い着流しに、真っ白な襟巻きを巻いて、
少し癖のある髪を横で緩く結ってる。
そして何故か刀を右差しにしている。
『誤解してしまったみたいですね。申し訳ありません』
??「いや、こちらもすまなかった。あんた、名は？」
『………(しまった。偽名……)
や、山野です……“山野
??「山野、か。俺は“斎藤一”
副長助勤を勤めている。
山野、着いてくるといい」
『(ふ、副長助勤………っ)』
と言う事は幹部の一人……
斎藤さんの歩く度に揺れ動く白い襟巻きを見ながら、
内心焦った。そんな人間に声をかけられていたとは。
しかし、広い…………
確か二つの邸が屯所になってた筈。広い訳だ。
「ん？斎藤じゃねぇか」
「？おや、斎藤さん。戻っていたのですか？」
「誰だ？そいつ」
斎藤「“左之”と“尾形君”か。丁度良い。
この者が入隊を希望している。
俺は副長に巡察の報告がある為、
先に入隊届けと試験を頼みたい」
『“山野八十八”と申します』
原田「ほー？大した度胸してるなお前」
尾形「自ら入隊を希望する方はいませんから」
斎藤さんに着いてきて出会ったのは、
今までに会った事が無いような“伊達男(色男)”。
背は高く、腹や腕に晒を巻いたこの伊達男は
俺を感心したように見る。
対して隣の人は、優しそうな感じで、
何らかな書物を持っている所から、
文学に長けているようだった。
感心していると、斉藤さんは“失礼”と言って、
屯所の中へと行ってしまう。
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＾３＾ - 他の作品も読ませてもらっています。いつも楽しみにしているので頑張ってください。応援してます。 (2020年6月20日 2時) (
レス) id: bc8dc475f2 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - 読みやすいように改善いたしました！時間があるときにまた他の章を改善していきます (2019年7月11日 9時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - アキラさん» 一票いただきました！アキラさんコメントありがとうございます！大人組ですね…………まさか同胞がいたとは！←私もあの二人が推しなんですよ！ありがとうございます！ごちそうさまです←← (2017年4月25日 8時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
アキラ(プロフ) - 原田が一番次に土方やってほしいです (2017年4月25日 7時) (レス) id: d018642a1d (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - 只今語り部受付中…………ww (2017年4月25日 7時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2017年4月3日 0時
