+主との思い出の話+ 弐 ページ44
・
視界が揺らぐ。
長谷「ッ…………」
『それから………?長谷部、様』
長谷「す、ま………な……ぃ………」
俺はいつ、こんなに弱くなったのだろうか。
体が傾いた。足で踏ん張る事が出来ず、
そのまま九重に倒れ込んでいくのが分かる。
体が重い………俺に何かがのしかかる。
…………嗚呼多分、罪の重さだ。
ドサッ
『長谷部様!?誰か!誰か来て!!』
長谷「…………」
仲間を折り続けた罪。
俺の不甲斐なさでお二人を死なせた罪。
そして、己の弱さの罪…………
その全てがのしかかるようで。
きっとそのせいで体を起こすことが出来ないのだ。
そして意識を俺は手放した。
長谷部side〜end〜
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not,side
薬研「こりゃ風邪だ」
『神様でも風邪なんて引くんですね………』
薬研「まあこの体を授かれば
死ぬことはないが病にもなるさ」
長谷「フゥフゥ………ッ」
『辛そうですね………』
薬研「そこそこの高熱だな。
休めば直るさ。心配すんな大将」
『根を詰め過ぎたでしょうか………
全然気づいてあげれませんでした』
薬研「長谷部は隠すからな。長谷部にはいい薬だ。
今日の近侍は非番の奴らにやってもらいな」
not,side〜end〜
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慧(プロフ) - 鶴さんが健気…どうか報われますように (2020年4月12日 14時) (レス) id: e2c5fada44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冷泉 雪桜 | 作成日時:2020年3月31日 14時