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‡これはとある物語‡ ページ1











それはそれは、悲しいお話。

真っ白な神様と、ひらひらと舞う蝶のお話。








鶴丸「ははっ!君は面白いなぁ。
ここまで来て、審神者になりたくないと言うのか笑
どうしてだい?」


夜蝶「面倒だからよ」


鶴丸「つれないねぇ」









冬になれば死んでしまう、短い命の蝶に、

雪降る極寒の地にて生きる鶴が、恋をした。









夜蝶「私みたいな人間を誑かして遊ぶとか、
やっぱり貴方達は苦手………ハァ」


鶴丸「そうかそうか、俺は嫌いじゃないぜ?
君と居るとまだまだ俺が知らない驚きが絶え間なく
やって来るからなぁ」


夜蝶「あっそ!ったく………」









蝶は冬の中では寒過ぎる。

鶴は春の中では暖か過ぎる。

互いに交わることはないと知りながら、
鶴は蝶に恋焦がれていたのでした。









鶴丸「(嗚呼)」









“君が先に逝くのは、悲しいな”









───これはとある物語───









†漆佰肆拾壱†【縁の章】→



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(プロフ) - 鶴さんが健気…どうか報われますように (2020年4月12日 14時) (レス) id: e2c5fada44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:冷泉 雪桜 | 作成日時:2020年3月31日 14時

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