【刀剣乱舞】その縁、巡りゆく定め (ページ15)

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†漆佰伍拾肆† ページ15

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自分は、これ程弱い存在だったのだろうか。
………いや、元々そうだったのかも知れない。

嘘をつき続けるのも、疲れてきていた。
もっと、皆と素直に話す事が出来ていたら、
どんなに良かっただろうか。

でも、今は彼らが一番大切なんだと気づいたから、
独りになったとしても、彼らを助けられるならと、
私に勇気をくれた。

どうしようもない私を………皆が、
側に居てくれた事が、何より嬉しかった。
だから………自分がどうなっても構わないから、
今だけは、彼らを救える勇気を。

『(まだ、情報が足りない。
犬神を確実に祓う方法を………

100%、明確に、誰にも知られずに
神祓いを行える環境を整える必要がある)』

それには恐らく、まだ欠けている記憶があるんだ。
真実を知れば、きっと。

私に何があったのか………
父さんの日記、持ってきて正解だった。
まずは黒田の家に。

『(皆どうか、探さないで)』

寂しいけど、貴方達を助けられるなら………
私は何でもできるから。

Aside〜end〜
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not,side

大包「九重ぇぇぇぇえええええっ！！！！」
↑クソデカボイス

鶯丸「大包平は今日も馬鹿やっているな」

小烏「これ、包平の子よ。
それでは主が怯えて出て来ぬぞ？」

燭台「(居ない………どこへ行っちゃったんだろ)」

伽羅「………おい、誰だ。この編成にしたやつは」

切国「長谷部だ。諦めてくれ」

伽羅「ﾁｯ……」

九重と同じく現代。

山姥切国広、大倶利伽羅、燭台切光忠、
大包平、鶯丸、小烏丸が
現世での捜索をしている。

後者の3振りの平均が千歳超えているこの編成は、
大倶利伽羅にとって至極面倒な編成である。

伽羅「(上手いこと関わらないようにしたいが)」

小烏「龍の子よ、どうした？顔色が優れぬぞ？」

伽羅「(あんたらのせいだ)………何でもない。
俺はこっちを探しに………」

小烏「これこれ、お主も迷子となってはならぬ。
我の目の届く所にいるが良い」

伽羅「………ﾊｧ」

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