†陸佰玖拾玖† ページ41
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………あ、そうだ。忘れてた。
どうしよう、でもこれから学校だし………
でも“あの人”も心配だし。
太鼓「んお？主、どうした？」
『えっ………う、ううん、なんでもない』
薬研「何か悩んでるなら協力するぜ？大将」
『うーん………』
私はしばらく考えた。
この神様達が、嘘を言ってるように見えないし、
私を助けてくれた、し。
多分、信じていい………と思う。
私は今さっき思い出した心配事を
皆に話してみた。
神様が、何とかしてくれるかもしれない。
『………お、お願いがある、の。
これから学校だし………ちょっと心配で。
お願い、聞いてくれる？』
Aside〜end〜
──────────────────
長谷部side
長谷「あいつら………どこに行ったんだ……」
平成の世に来てから二日が経った。
………が、守るべき12の頃の九重が
全く見つからない。
と言うか部隊の奴らもいない。
出会うのは敵ばかりだ。
溯行軍がいるなら間違いなく九重がいるに
違いないのだが………
あいつら何かあったのか？
↑ただの迷子。
長谷「それよりも、ここはどこだ。
確か俺は平成の町に居たはずだが、
何故山道にいるんだ？
まるで神隠しじゃないか」
↑道に迷っただけ
??「───」
長谷「？」
不意に、どこからか声がした。
弱りきった声だった。力無く、頼りない声が
静かな山の茂みの音と共に聞こえてくる。
………いや、なぜだ？聞き覚えのある声だ。
長谷「誰だ？そこにいるのか」
??《………っ、あ》
長谷「？？そっちか」
風が強いからか、茂みが擦れる音で
上手いこと聞き取れないが、確かに人の声だ。
もしかすると、仲間の声かも知れん。
そう考えに行き着いた俺は
超えを頼りに探し回る。
そして、白い何かを見つけた。
いや、あれは人だ。倒れている。
長谷「！おい、無事か！」
??《ぅ………》
長谷「しっかりし───ｯ！？」
その時、倒れているそいつに近づいて
容態を確かめようとし、うつ伏せになっていた
そいつの顔色を伺った時………
俺は己の目を疑った。
何故だ、何故………こいつがここに…………
長谷「何、故…………お前、が……
───“山姥、切”っ！？」
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冷泉 雪桜(プロフ) - 雨宮@たふるさん» コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします (2020年3月12日 13時) (
レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮@たふる - いつも楽しく読ませてもらっています。続編おめでとうございます。たまに来る燭さに、にきゅんとしてます！これからも頑張ってください。応援してます。 (2020年3月7日 15時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2020年3月5日 19時
