【刀剣乱舞】その神、縁を知る者

†陸佰弐拾† ページ41

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『……………』







亀甲の案内により、和泉守達は
審神者部屋まで来ていた。
そこには北谷菜切もいたが、直ぐに見つけたのは
まだ昼間だと言うのに布団に寝かされ、
眠っているAの姿。


しかし、異常があると言う事に直ぐに全員が気づく。
光の鎖が彼女の体に刻まれ、
まるで体を拘束されていたのである。









亀甲「……………凄く、興奮するような
鎖の縛りプレイだよね………」←


和泉「そこじゃねーよ………」←


堀川「これは一体………
主さん！主さん大丈夫！？」


北谷「堀川、呼び掛けても無駄だよ。
主は、深さん眠りの中にいる………

おれも何度か呼び掛けたんだけど、駄目だったさ」


堀川「えっ………そんな！」









堀川は信じられないと言うばかりに、
Aの体を揺する。
……………が、目覚める気配はない。
目は固く閉じられたままである。









長曽「？彼女が俺を呼んだのではないのか」


厚「そ、そうなんだけど………
えと、長曽祢さんを顕現させたのは
大将の代理？みたいなのがやって………」


江雪「……………成る程。
主の式が顕現させたのですね……」


不動「あ、主は………大丈夫なの？」


和泉「落ち着け不動。多分無事だ。
息はしてるし、主の式が長曽祢さんを
顕現させたなら、まだ力は正常の筈だぜ」


不動「そ、そう、だよね………良かった」








不動は少し動揺していたが、
和泉守の言葉にほっと胸を撫で下ろした。

しかし、まるで死人のようにピクリとも
動かないAの姿に、
全員が不安を募らせるばかりであった。









堀川「最初から主さんは
こんな風だったの？北谷菜切君」


北谷「そうだよ。おれが来たときには
もうこの姿で倒れてたさー。
とりあえず布団に寝かせたんだけど、
起きる気配もなかったよー………心配だな」


和泉「このタイミングで大和守が目覚めたなら、
主がこうなった理由も何か関係してるかも知れねぇ。

偶然にしては出来すぎた話だ」


江雪「そうですね………」


不動「とにかく、皆で話し合った方が
良いんじゃないか？」


和泉「…………嗚呼。とりあえず暇なやつらを
取っ捕まえて広間に集めてくれ。

状況を皆に伝え、これからどうするか考えるぞ」









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