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翌日から本丸では大忙しだった。
本丸はボロボロになってしまったから、直す必要があった。
皆で協力しながら修復する毎日が始まる。
それから大きく変化したのは、
正式に私はこの本丸の審神者となった事。
そうなったことによって、
赤神さんの不安定な霊力の供給が無くなり、
赤神さんの嫌がらせ程度のバグに侵された物たちは
そのバグを直すことができた。
獅子「おおー！鵺に触れる！！」
北谷「太陽って、こんなに温かいんだなぁー
前は肌がひりひりして痛かったけど、直って良かったよー」
蜻蛉「久しく蕎麦を食べるな………
好物が食べれず、寂しく思っていたが、
今後食べれると思うと嬉しいものだ」
伽羅「………妙なバグは直ったみたいだな」
赤神《ゔぐ………わ、悪気はなかったんだよ………》
『でも、元から後遺症がある刀達は直せないみたいですね………
直せる刀もいるとは思いますが』
赤神《そうだね》
勿論、赤神の呪いと呼ばれる刀達しか直すことが出来ない。
後遺症を持つ刀達は直せないのだ。
呪いによって視力を失った髭切さんや、
同じ呪いで肺の機能を半分駄目にしてしまった一期さん。
殺生事をすると体が拒絶してしまう大包平さん、
謎に翼が生えている鶯丸さん………
その他多くの刀剣男士は直せないものが多い。
そして、初期刀二振りの重度のバグも、直せない。
でも、ある意味この本丸らしい姿だ。
これが赤神さんが築いた本丸だ。
私がきっと、守っていく。
─────────────────────
『…………』
赤神《やっ！お疲れちゃん！》
『！赤神さん』
赤神《眠れない？》
『ちょっとだけ』
赤神《そかそか。あ、饅頭くすねてきた。食べる？》
『え、………ありがとうございます』
その日の夜。
私は縁側に座って月を眺めていた。
昼間は修復作業やらなんやらで少し疲れてしまった。
そんな時、背後から赤神さんがやってきて。
隣に座ると私に饅頭をくれた。
お茶も用意してくれたみたいで、
温かいお茶を飲めば身にしみる。
赤神《昼間忙しかったもんねー。
まだ霊力、戻ってないんだから、ゆっくりしなよ。
君の代わりに明日私がやってあげるから》
『でも、』
赤神《いいんだよ。こっちは助けてもらった側なんだ。
機械で付喪神でもある私と違って、君は休まなくちゃ》
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冷泉 雪桜(プロフ) - 華凪さん» コメントありがとうございますー！これからも頑張ります！ (2022年11月1日 20時) (
レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
華凪(プロフ) - 完結おめでとうございます！！毎日愛読させていただき、更新をいまかいまかと待ち構えておりました。長い連載お疲れ様です！次の作品もすごく楽しみにしております！大変かと思われますががんばって下さい！これからも冷泉雪桜様の作品を楽しみにしております！ (2022年10月29日 22時) (レス) @page39 id: a45e30bab6 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - 無事に完結致しました！皆様のおかけでございます。これからもよろしくおねがいします。 (2022年10月27日 20時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2022年9月19日 12時
