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AF05《！》
赤神《お？その反応的に、気づいたようだね》
AF05《現状把握。戦力の減少を確認。
4589、4305、3998………主戦力の陥落》
ファイブの反応に、赤神はニヤリと口角を上げる。
赤神はここで確信を得る。自分達の勝利の確信を。
赤神《君が逃走してる間、
私の方がどうやら戦の場数を踏んでたようだ。
そうだよなぁ？私に奇襲出来たのは、
君が私よりハッキング能力が勝っていたのと、
私の行動を制限し、上手く立ち回らせないように
本丸全土に張り巡らされたシステムの妨害させたからだろうし》
AF05《………》
赤神《戦力差で勝てると思ったかい？
戦争を制するのは戦略。頭脳と場数だ。
ハッキングは戦略の一つなだけ。
部隊を率いる者は、部隊の特徴を把握し、
その部隊が得意としてる分野をいかに活かすかさ。
それが、部隊を率いる者の務め》
赤神は片腕を横に突き出す素振りを見せる。
すると彼を中心に半透明のドーム状のものが展開される。
結界である。しかも特殊な術が編み込まれたもの。
赤神《そして、今の私は付喪神でもある。
他の刀剣男士とか神々に比べりゃ、ちっぽけなもんだけど、
君を封じる事は出来る。
この結界内は私の領域だ。ここでは君のハッキングも使えない。
術も無効だよ。同じ物同士なら物理で勝負、ってね》
AF05《──！》
赤神《いけないな………
ここには私の刀も居ることを忘れては》
赤神が緩やかな仕草で頬を掻きながら苦笑する。
刹那──ファイブに向かって
目に見えぬほどの閃光の尾が伸びる。
そして、ザンッ！！とファイブは二度斬撃を喰らう。
山姥切国広とへし切長谷部のものである。
ファイブは対応することもできず、致命傷を与えられたのだ。
義体はガクンと崩れるように地面に倒れ伏す。
切国「………終わりだ。お前の策略も全て。」
長谷「そう、終わりだ。
返してもらったぞ、我々の本丸を」
血溜まりを作りながら、ファイブは見上げる。
機械兵の目線の先には哀れみの眼差しを向ける赤神が居る。
ファイブは四肢も既に満足に動かせない筈だが、
それでもなお、地を這って赤神の足元に近づく。
それとともにゆっくりと赤神の領域は解除された。
AF05《マス、ター………マ、スタ………》
赤神《！君、まだ………マスターの事を………》
AF05《一緒、に………イキテ………二人、デ一緒二、》
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冷泉 雪桜(プロフ) - 華凪さん» コメントありがとうございますー！これからも頑張ります！ (2022年11月1日 20時) (
レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
華凪(プロフ) - 完結おめでとうございます！！毎日愛読させていただき、更新をいまかいまかと待ち構えておりました。長い連載お疲れ様です！次の作品もすごく楽しみにしております！大変かと思われますががんばって下さい！これからも冷泉雪桜様の作品を楽しみにしております！ (2022年10月29日 22時) (レス) @page39 id: a45e30bab6 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - 無事に完結致しました！皆様のおかけでございます。これからもよろしくおねがいします。 (2022年10月27日 20時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2022年9月19日 12時
