741pager【壱なる物語】 ページ2
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赤神本丸
時間遡行軍の進行により、瘴気が充満し、
本丸の空は黒い雲に覆われている。
今にも泣き出しそうな雲行きに、空を見上げる影が一つ。
赤神本丸を襲撃した、当事者である。
ファイブは面を外したまま、ただ立ち尽くす。
その素顔は赤神と同じ顔をしていた。
それは紛れもなく赤神と同じ存在であることを示している。
AF05《……………》
その顔は眉一つも動かさず、感情が読み取れない。
しかし、次の瞬間ピリリッとその目を大きく見開き、
一点へ視線を移した。
何かに反応したようにファイブはじっと凝視するその方角は、
本丸の正門の方面であった。
AF05《………神気を感知。赤神本丸所属刀剣男士と特定。
【推測】襲撃──【目的】不明──
──全部隊へ警告。
警戒レベルを2から4へと移行。迎撃を推奨──》
ファイブがそう口にしたのと同時に。
ドゴォォォ！！！という轟音と共に、
門が破壊され、正門が破られた。
加州「和泉守ちょっと馬鹿じゃないの！？
俺達の本丸なんだけど！！
正門破壊してどーすんのさ！」
和泉「敵が居りゃ敵陣なんだよ。
つか、取り戻した後で直せりゃいいだろ。
…………さあて、御用改めといこうじゃねぇか。
俺達の本丸を襲った落とし前………
今度こそつけさせてもらうぜ！」
現れたのは赤神本丸所属の刀剣男士達。
前頭には新選組の刀剣であった者達が
正面より正々堂々と討ち入ったのである。
正門から現れた刀剣男士に、
遡行軍等は防衛体制から迎撃体制へと移行し、
ファイブの指示通りに動く。
長曽祢「目的を明確にしよう。
我々の目標は主達、本作戦の重要な役割を担う者達を
ファイブ、そして赤神の元へ送り出すこと。
誰一人とて、欠けてはならない。
主達の道を切り開くぞ！！」
和泉「おうっ！」
堀川「任せてください！」
加州「んじゃ、おっぱじめるぜ！！」
大和「ぶった斬ってやる！」
切国「主導権はあんたに任せるぞ、信濃っ」
長谷「燭台切、信濃の補佐を！
へましたら押し切るっ！！」
･
信濃「うん。ここは任せて、皆は先に！」
燭台「誰に言ってるのさ、長谷部君。
──さあ、早く行って！！」
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冷泉 雪桜(プロフ) - 華凪さん» コメントありがとうございますー！これからも頑張ります！ (2022年11月1日 20時) (
レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
華凪(プロフ) - 完結おめでとうございます！！毎日愛読させていただき、更新をいまかいまかと待ち構えておりました。長い連載お疲れ様です！次の作品もすごく楽しみにしております！大変かと思われますががんばって下さい！これからも冷泉雪桜様の作品を楽しみにしております！ (2022年10月29日 22時) (レス) @page39 id: a45e30bab6 (このIDを非表示/違反報告)
冷泉 雪桜(プロフ) - 無事に完結致しました！皆様のおかけでございます。これからもよろしくおねがいします。 (2022年10月27日 20時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2022年9月19日 12時
