お姉さんを僕に下さい２【月島蛍】 (ページ6)

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貴方が欲しい6 ページ6

月島side

王様とチビは見事に赤点で補習

ほんとバカ

けどまぁ静かでちょうど良いでしょ

東京遠征、どこが来るんだろ

そして荷物を置いて体育館へ行く

後から入ってきた白にペールグリーンのラインが入ったジャージ

月島｢(え、青城も一緒なの？)｣

月島｢(あ、赤葦さんだ)｣

少したじろぐ彼女が可愛い

マネージャーは監督に集められるらしく赤葦さんも監督の所へ向かう

目で追っていると目が合った

特に何も言わずに頭を下げると少し驚いていた

同じ様に小さく頭を下げ返してくれた

それから各コートでアップ

初めの相手は青城

負けたらペナルティがあるらしい

ほんとに嫌なんだけど

そしてスパイク

王様が居ないから菅原さんが1人で上げていた

｢良かったらトス、上げましょうか？｣

赤葦さんがそう言った

僕達全員が驚いて彼女を見ていると及川がやってきた

及川｢Aちゃんはうちのマネージャーなのであげませ((｢アンタはトス上げに戻りな｣ｳｨｽ｣

｢すいません、恥ずかしい主将で｣

｢で、トスどうします？｣

烏養｢上げてくれると助かる｣

監督にそう言われ髪の毛を縛りコートに入ってきた彼女

｢飛雄程ドンピシャを上げれる訳じゃないですがよろしくお願いします｣

烏野｢｢おねしゃす！！｣｣

先に縁下さんが打つ

フワッ

優しく上げられたトス

綺麗なセットアップ

丁寧なボール

バンッ

｢ナイスキー｣

縁下｢あ、ありがとうございます｣

赤葦さん、もしかしてバレー経験者？

あんなに綺麗なセットアップ、素人にできるわけが無い

｢月島くん、Aクイックとオープンどっちで打つ？｣

月島｢オープンでお願いします｣

｢了解｣

僕がそう言うと彼女は綺麗にオープントスを上げてくれる

｢ナイスキー、月島くん｣

月島｢ナイストスです｣

ニコッと笑って言う彼女にそう返すと

菅原｢え、今月島がナイストスって言った？！｣

田中｢あの月島が？！｣

なんて騒がれる

月島｢僕だってナイストスくらい言いますよ｣

そう言って列に戻る

王様のトスとは違う

【これを打て】では無く【あとは君だよ】と後を押される感じのトス

戦い方の選択肢を与えてくれる様なトスだった

山口｢ツッキーどうしたの？なんか楽しそうだね！｣

月島｢山口うるさい｣

山口｢ごめんツッキー！｣

貴方にすごく興味が湧いた