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烙印23 ページ24

クロウリー「そうです。
彼は今、負のエネルギーに囚われて感情と魔力のコントロールを失っている!」


説明されても理解出来ていないグリムとデュースに、ケイトがわかりやすく言い直す


ケイト「あーもー!
平たく言うと【闇堕ちバーサーカー状態】ってこと!」

トレイ「このまま魔力を放出し続ければ、リドル自身の命も危ない!」

グリム「命ぃぃぃ!!?」

クロウリー「ローズハートくんの魔力が尽きる前に正気に戻さねば。
命を失うことも最悪ですが、さらに最悪なのは…。
とにかく、君たちは他の教員と寮長たちに応援を要請して…!!」

エース「だぁぁぁぁ!くらえ!!!」

デュース「いでよ!大釜!!」


クロウリーの指示を聞かずにエースが風魔法を、
デュースが大釜をリドルに放つ


グリム「ふな゛ーーー!」


それに続いてリドルも炎を吹く


リドル「貴様ら、何のつもりだ?」

ケイト「ちょちょちょ、お前ら何やってんの!?」


ケイトの問いかけにグリムが口を開く


グリム「アイツ、あのままじゃ大変なことになっちまうんだゾ!?」

デュース「さすがにそこまでいくと寝覚めが悪い。
それに……」

エース「まだ【ボクが間違ってました。ごめんなさい】って言わせてねーし!」


そう言ってリドルに向き合う3人組
その姿にトレイは「お前たち……」と声を漏らす


トレイ「少しの時間なら俺がリドルの魔法を上書きできる。その間に、頼む!
学園長、寮生たちの避難を頼みます」

クロウリー「君たち待ちなさい!危険です!!」

ケイト「そーだよ!トレイくんまで何言ってんの?
リドルくんに勝てるわけないじゃん!」


そう言って止めようとする学園長の肩にそっと手を置き、
「言っても聞かないから諦めた方がいい」とリベラが言った


エース「勝てる奴にしか挑まないなんて、ダサすぎんでしょ!」

グリム「そんなの全然、クールじゃないんだゾ!」

デュース「正気に戻すのに手っ取り早い方法はこれしか思いつかないな」

トレイ「あいつを失う訳にはいかない。
俺は、あいつに伝えなきゃいけないことがあるから」

ユウ「力を合わせてリドル寮長を止めよう!」

ケイト「あー、くそっ!分かりましたよ!
こういうの柄じゃないんですけどねー、ホント!」


3人の言葉にケイトも戦う意思を見せ、全員でリドルの方を向いた



リドル「どいつもこいつも良い度胸がおありだね…。
みんなまとめて、首をはねてやる!」

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作者名:コシヒカリ。 | 作成日時:2020年6月10日 23時

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