烙印11 ページ12
翌日、朝早くからオンボロ寮のドアを叩く音が響いた
ケイト「おっはよー!昨日のお泊まり会は楽しかった?」
エースが扉を開けると、そこにはケイトが笑顔で立っていた
普通に話すエースに対し、Aは少し顔を歪ませケイトを警戒していた
「(何か、違う)」
警戒するリベラを他所にケイトはハーツラビュル寮に行くのを即す
ケイト「昨日のトラブルで人手が足りてないから、急いできて欲しいんだよね」
エース「ヒトデ?」
ケイト「ううん、こっちの話。
じゃあ【なんでもない日のパーティ】に向けて、レッツラゴー!」
「行ってらっしゃい」
ケイトに手を引かれ連れ出されるユウ達を、手を振りながら見送ったリベラ
ドアを閉めて談話室に戻り冷蔵庫を開けた
すると、マロンタルトが包まれて丸々入っていた
そしてリベラは昨日のエース達の会話を思い出し、このタルトは今日持っていくはずだったものだと理解した
「はぁ…」
大きな溜め息をひとつ零して、彼女はタルトを持ちオンボロ寮を後にした
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
寮生「我らがリーダー!赤き支配者!
リドル寮長のおなーりー!!」
寮生「「リドル寮長、バンザーイ!」」
寮生の掛け声と共に出てきたリドル
リドル「庭の薔薇は赤く、テーブルクロスは白。
完璧な【なんでもない日】だ」
その後、ティーポットに眠りネズミが入っているかとトレイに問いかけるリドルは彼の答えに「よろしい」と返した
グリムやユウ達もケイトの魔法でハーツラビュル寮の寮服を身に纏っている
ケイト「マロンタルトの贈り物を忘れずに
んじゃ、パーティへレッツラゴー!」
エース「あっ!!!
マロンタルト、オンボロ寮の冷蔵庫に置いてきた…」
「「「はぁぁぁあ?!」」」
エースの発言に全員戸惑いを隠せない
デュース「どうするだよ!!」
グリム「オマエほんとバカなんだゾ!!」
とブーイングの嵐
エース「元はと言えば先輩がいきなり連れ出すからでしょ!!
分身作って、取ってきてくださいよ!!」
ケイト「俺の【
と焦りながら断るケイト
一同が諦めかけた時、フワッと風が吹いて声が聞こえた
「忘れ物だよ」
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作者名:コシヒカリ。 | 作成日時:2020年6月10日 23時