五色兄妹物語*6

物語218話 ページ8

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月島は駅まで送ってくれようとしてたみたいだったけど

工が迎えに来たし、月島は駅とは反対の家へと向かっていったのを見えなくなるまで手を振っていたら頭をシバかれたので


今は大人しく駅に向かっている




『何も叩くことないじゃん 友達なんだし』



月島は友達だと思ってる(私は)


友達に手をふることの何が悪い
　


友達… だとすれば山口君もだな


順位的には山口君＞月島 だけど




工「あいつさ Aのこと好きなんじゃねえの」


『!?』



いきなり何言ってるんだこのバカは



工「時間も遅いし、女子だから送ろうとはなっても
　何で二人だけでこんな時間まで残ってんだよ」


『工の分まで説教くらってたの! 正座で! 延々30分も!!』



半分工のせいなのにグチグチ言われる意味が分からない




『それに、月島は私のこと友達とも思ってないよ。
　今日だって、麻理のことがニュースに流れて、夜道は危ないからって気遣ってくれただけ』



けど、これには気になることがひとつある



工「俺と同じ理由かよ」


『?』



月島が送ろうとはした理由は


ニュースで、昨日近くで女子中学生が刺される事件があったから

(従妹の、麻理が刺されてしまったから)


それで夜道に一人は危ないから。




工「それに、Aなら尚更だろ」



どうして月島と同じこと言うの


月島はニュースでどこまで見て知っているのか知らないけど

工も、警察署でどこまで話をされたのか知らないけど



『麻理を刺した犯人はもう捕まったんだよ
　もう当分出てこれないよ、何でそう不安になるの』



私が思った疑問


どうして、そんなに私を心配するの







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更新長らくお待たせして申し訳ありませんでした。


学校がほぼ冬休みになったのでバイトのシフトを入れまくっていたら製作する時間がありませんでした。


明日からまた忙しいので

次の更新は年明けになりそうです。



次は新年の挨拶で始められるよう、製作に励みます。


皆さん良いお年を。



　

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