五色兄妹物語

物語35話 ページ37

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整列が呼び掛けられ


選手は整列する


顧問の武田先生は気力が抜けたように椅子に座る



菅「どうしたんですか?」


武「……すんごい」



菅「? あ そっか 先生は3対3見てないから日向と影山
　の攻撃見るのは今日が初ですもんね

　ね!スゴイでしょ!?もう凄いっつーか恐いっつーか」


と同時にこちらに「集合ーっ」と駆けつける選手



「お願いしアース!!」



武田先生に挨拶する



菅「先生 なんか講評とか」



武「あっ そっ そうか! えーと…僕はまだバレーボール
　に関しては素人だけど…なにか なにか凄いことが
　起こっているんだってことはわかったよ」


?


武「…新年度になって…凄い1年生が入ってきて…でも
　一筋縄ではいかなくて…だけど 澤村君がそんな
　風に言ってて そのときはよくわからなかったけど
　今日わかった気がする

　バラバラだったらなんてことない 一人と 一人が
　出会うことで科学変化を起こす」



プリンシェイク飲みたい…



武「今 この瞬間もどこかで 世界を変えるような出会い
　が生まれていて それは遠い遠い国のどこかかも
　しれない 地球の裏側かもしれない

　もしかしたら…東の小さな島国の 北の片田舎の
　ごく普通の高校の ごく普通のバレーボール部かも
　しれない

　そんな出会いがここで…烏野であったんだと思った
　大袈裟とかオメデタイとか言われるかもしれない
　でも 信じないよりはずっといい
　根拠なんかないけど きっと、これから、
　
　君らは強く 強くなるんだな」



ポエミー…



武「! はっ ごめんっちょっとポエミーだった!?
　引いた!?」


澤「いやいやそんなことないです!」



…



青城を出る前にもう1回トイレにいく


今度は日向も一緒だから安心だ



日「フンフンフ〜ン♪フンフフ〜ン♪
　べんべんじょ べーんべんじょ べーん
　おれはっ だぁれ〜『エースッ』になる男〜」



と鼻唄を歌いながら角を曲がった


すると影山と影山の元チームメイトの因縁的な

入っちゃいけない空気だったので急いで隠れた



『セーフ 気づかれてないよ(ﾋｿｯ』


日「あぶなかったな(ﾋｿｯ」



※思いっきり見られてます


ﾁﾗｯと覗く



影「金田一 次戦う時も 勝つのは俺達だ」



と 言ってこっちに来る影山


私はささっとトイレにいく



戻って青城のバレー部と最後に挨拶をして帰る


武田先生は青城の先生より頭を下げる回数が七回多い

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