五色兄妹物語

物語34話 ページ36

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及川ｻﾝとやらがまだ出てこないことに


先程の奴らが



「ね〜 及川さんまだ出ないのかなぁ」


「バカ! ちゃんとウォーミングアップしないとケガ
　しちゃうんだからぁ!」


「エーッ それはダメぇ〜」



『きゃんきゃんうるせえよ(ﾎﾞｿ』



あ お口悪い。




第3セット



烏野のマッチポイント


青城ピンチ



すると青城の選手交代


まさかさっきの優おとk…



「及川さんがんばって〜〜!」



ｷｨﾔｧｧｧ ｷﾓﾁﾜﾘｲ…



及川ｻﾝが入る


ピンチサーバーだ



月島を指差している


どうゆうことだ?



サーブを打った


そのボールは月島に向かっている


さっき指差したのは“宣言”…!?



月島はレシーブしきれずに跳ね返ったボールは
2階の観客の所まで飛んだ


なんつー威力…


及川ｻﾝは月島と日向がレシーブ苦手なのを気づいていた


続けてまた月島にサーブを打つ


そして隣の山口君が「ツッキー」を連呼するのでうるさい


レシーブが苦手なのは月島と日向


でも今のところ月島を狙っていることで日向が



日「おい!コラ!大王様!!おれも狙えっ取ってやるっ!!
　狙えよっ!!」



大王様…?


月島が言葉で日向を止める


それを日向は先程田中先輩に言われた

あの素晴らしい名言を言った


月島は嫌な顔をして黙る



次も月島狙いだろうと澤村先輩が月島の前に出て
守備範囲を広げる


それでも及川ｻﾝはだいぶ端の方に居る月島にピンポイントで打つ


でもコントロール重視で威力はさっきより弱い


今度は上がった



菅「上がった…!ナイス月島!!」


山「ヅッギーナﾞイﾞズっ…!」



上がったけど


青城のチャンスボールだ



及川ｻﾝがレシーブ


道案内のしつこいチャラ男がらっきょヘッドに
トスを上げる


烏野のブロックは居ないとらっきょヘッドは思って
いただろう


日向が腕を伸ばしボールをタッチ


烏野のチャンスボールだ


金田一は悔しそうな顔をして日向に叫ぶ


日向は地に足が着くとｷｭｷｭと素早く移動し跳ぶ



青城のブロックは追い付いてない


日向は及川ｻﾝの真横にスパイクを打った




笛が鳴る


試合終了 セットカウント 2−1



勝者 烏野高校


　

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