五色兄妹物語

物語29話 ページ31

−Aside−



翌日


練習試合のポジションが発表された


セッターとして影山をフルで出すこととゆう条件から

セッターは菅原先輩ではなく影山



影山と日向はセットで使いたいとゆうことで日向も
スタメン入り


だけどスパイカー志望の日向が何故MBなのかが疑問に思う


月島は烏野では数少ない長身だから青城相手にどのくらい戦えるか見てみたいとのこと


月島なら分かる

でも背の高さが重要なMBに何故日向が?



皆驚いている 日向本人も

先生がポジションのおさらいをした



S (ｾｯﾀｰ)
スパイクの為のトスを上げ攻撃を組み立てる司令塔


WS (ｳｨﾝｸﾞｽﾊﾟｲｶｰ)
攻撃の中核を担(にな)う攻守のバランスがとれたオールラウンダー


MB(ﾐﾄﾞﾙﾌﾞﾛｯｶｰ)
ブロックで相手の攻撃を阻み 主に速攻(ｸｲｯｸ)で得点

更に囮(おとり)として敵のブロックを引き付ける



影「良いか 日向お前は 最強の“囮”だ!」


日「最強の囮! …なんかパッとしねぇ…」



落ち込む日向

囮ってどうゆう意味なんだろ…



影「速攻(ｸｲｯｸ)でガンガン点を稼いで敵ブロックの注意をお前に
　向けさせる!そうすれば他のスパイカーが活きてくる!」



あの3対3の試合で月島が日向をブロックしたときに
田中先輩が打ったやつね



影「月島みたいなデカい奴が何人も お前の動きに
　アホみたいに引っ掛かったら気持ちイイだろ!」


日「いい!ソレいい!」



月島みたいなデカいやつと言われたことに腹を立てた
山口君が影山に指摘するのを月島が止める


「ゴメンツッキー!」は山口君の口癖なんだろう



影「逆に…お前が機能しなきゃ 他の攻撃も総崩れになると思え」



ああ…そんなプレッシャーかけちゃ…



日「総崩れ…そうくずれ…SO KUZURE…」



ほら見なさい…


田中先輩は肝心のブロックが気になるみたいだ


月島に比べるとジャンプのMAXに到達するまでの時間がかかる



影山が言うには相手のスパイクを叩き落とすのではなく

“触る”こと だそうだ



日向の凄い反射速度を活かして敵のスパイクをとにかく
触って勢いを弱めて確実に拾ってカウンターをしかける


そんな最初はいきなりうまくいくことはない

でもやってみれば、何かしら分かることがあるはず



澤村先輩が日向に自信を持てと言おうとするも


日向は影山の総崩れの一言でプレッシャーをかけられ


何を言われてもダメでショートした

　

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