五色兄妹物語

物語2話 ページ4

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テーブルにはThe朝食といったスクランブルエッグ、ベーコン、サラダ、トーストだ

私は朝はパン派、工はごはん派



だから明日は和食と交互にしている

母も凄い



私はオレンジジュース〜と冷蔵庫を開ける



『あ?』



なんとオレンジジュースがないではないか



『お母さーん オレンジジュース知らない?』



と聞けば
　

母「オレンジジュース?ああ、確か昨日工が飲んでたけど…

　こう、一気に」



とパックのまま直接全部飲んだらしい

あいつめ…



仕返しに工が好きな牛乳(特濃)をパックで直接飲んでやった




工「…!!」



すると飲んでる最中降りてきた工がそれを目撃して

それに気づいた私はニヤァと口角を上げ飲むペースを早める



ダダダッとこちらにやってきては



工「なんっ、なんで!? 全部はダメだ!!」



と言った頃には私は最後の一滴までも飲み干し


工の顔を見て、げふっとげっぷをした



私は優しく微笑んで通りすぎようとした、が

工はそんな私を後ろから両手で頬を引っ張ったり押したりとする



『んー!』


と工の手首をつかんで止めさせようとするも力の差があって無理がある



そんな時はお母さんである



母「止めなさい工!また牛乳買ってくるから

　Aもお兄ちゃんにいじわるしないの!」



いじわるとか小学生かよ



『わたひもおれんひひゅーひゅ!(訳:私もオレンジ
　ジュース!)』



まだ顔を掴まれてるためちゃんと喋れない



母「わかったわ、工、早く放しなさい」



ぱっと放される工の手

顔が歪んだらどうしてくれんだ


オレンジジュースも牛乳もない私達は仕方なくお茶で我慢する



『ねーお母さん、なんで私達ずっと同じ部屋なの?
　もう高校生なんだけど』


母「そっか、もうあんた達高校生なのね」



えっへんとする工を横目に隣の物置部屋は?

と聞いてみる



母「ああ、確かあの部屋も子供部屋の予定だったんだけど
　二人とも仲良かったし、別にいいじゃない?」


『よくない! 工なんか私が着替えてるとき入ってくんの』



工「知らなかったんだって! 前に謝ったろ」


『嫌! ねえお母さん一生のお願い! 物置空けてよ!』



母「え〜面倒くさい

　そんなに一人部屋がいいなら二人でやりなさい」


『!? うーっ… よし、面倒くさい!』




こうゆうとこ似てると思う


工はいつまでも妹と同じ部屋でいいと思ってるのかな
　

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