五色兄妹物語

物語23話 ページ25

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影「慣れれば速い攻撃だって…」


菅「_日向の その…”すばしっこさ“っていう武器
　 お前のトスが殺しちゃってるんじゃないの?」


影「!」



菅「…日向には技術も経験も無い」


日「!? 菅原さん!?」


菅「中学でお前にギリギリ合わせてくれた優秀な選手
　とは違う」



スルーされた日向は拗ねたのか黙る



菅「でも 素材はピカイチ」


日「! ｴｯ そんな…天才とか 大げさですいやそんな」


田「言ってねーよ」



菅「…お前の腕があったらさ なんつーか もっと
　日向の持ち味っていうか才能っていうか

　そういうのもっと こう…えーっと…

　なんかうまいこと使ってやれんじゃないの!?」



菅原先輩ファイト!



菅「……俺も…お前と同じセッターだから 去年の試合…
　お前見てビビったよ
　
　ズバ抜けたセンスとボールコントロール!そんで何より…
　敵ブロックの動きを冷静に見極める目と判断力!!

　 …俺には 全部無いものだ」



田「そっ そんなことないっスよスガさ…」


澤「田中 一回聞いとくべ」



菅「技術があってヤル気もありすぎるくらいあって
　何より…”周りを見る優れた目“を持ってるお前に

　仲間のことが見えないはずがない!!」



日向はなんのこっちゃ分かってない

影山もなにか難しい顔をしている


すると日向の方をじっと見て



影「…俺は」


日「!? おぅっ!?」



影「お前の運動能力が羨ましい!!」


日「はっ!?」


影「だから能力持ち腐れのお前が腹立たしい!!」


日「はああっ!?」



影「_それなら お前の能力 俺がぜんぶ使ってみせる!」


日「!?」


田「何だ?」


影「……お前の1番のスピード 1番のジャンプで とべ
　 ボールは俺が 持っていく(・・・・・)!」









作者はふと思った

何回試合止めんねん

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