五色兄妹物語

物語14話 ページ16

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清水先輩に付いていきドリンクの作り方を教わり先輩達に

飲んで(毒味して)いただいた



粉の量に対する水の分量に苦戦して薄味になったドリンクもあった


それに当たってしまった泣きぼくろの菅原先輩は


「気にすんな」って頭を撫でてくれた

ただただ申し訳ない。





部活が終わったのは午後七時半

もう空は暗い


烏野は田舎の方の学校なので街灯が少なく星空が
見えるくらいだ



私と清水先輩 マネージャーも片付けを手伝う

私はボールを倉庫に運んでいる


戻ってくると


坊主頭の田中先輩が、日向達が

「勝負して勝ったら入れて下さい!!」なんて言ってきそうと言っていた



すると本当に日向達が言ってきたので、可笑しかった

まず部活動開始の時からずっと外で待ってたことが驚きだ



日向達のチームに田中さんが加わり

新しく入る1年の3対3で試合をして勝ったら日向達の入部が決定


負けたら入部しても影山にセッターはやらせないとのこと



その試合(ゲーム)は土曜の午前に行われる

今日は月曜日 あと4日だ






その日は家に着くと9時近くで工は先に帰ってきていた

中学の時は工のが絶対遅かったから不思議な感じ



すると工も今日からバレー部に入って練習に参加した
そうで、ﾞ牛島若利ﾞとゆう凄い人がいたんだって


工はその人を越えるエースになってやる!って言ってた



ご飯を食べ終わるとお母さんが二人の制服着た写真
撮ってないから撮らせろと言われ仕方なく工と並ぶ


撮り終えると満足げに送っとくねーとスマホをいじるお母さん




私はお風呂に入ることに


シャワーを止め、体を洗っている最中




ｶﾞﾗｯ


『!?』



突然扉が開き、そこに居たのは工で

しかもお互い“裸”



私も工も驚き



工「うわ!!」


『…おかーさーん!!』



前もやられたとき静かでも誰かいるかチェックしてから
開けろって言ったのに…



私は工にイラついてほほを思いっきり叩いた

「いだ!」と言う工を押し退け扉をバンッと閉める



お母さんがやって来たのか「また工!あんた…」

と叱られている



今度とゆう今度は絶対許さない




…




部屋に向かい明日の用意を済ませて寝ることにした


するとノックをしてガチャと扉を開けて入ってきたのは工



工「A? 寝てるか… その、ごめんな」



と弱々しく言うから本気で反省しているみたいだ


でも私は寝たふりをした


私も嫌な妹だ


　

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