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現場を塞いでいる見張りの警察を見て、「あー入れないなー無理だなー」と引き返そうとしたら、コナン君が2階の部屋から声をかけてきた。
「渡辺さん！！こっち！！」
…ち、入れないし引き返すって手は使えないか。
「コナン君、彼女たちは…」
「警視庁の刑事さん！偶々こっちに来てたらしいから呼んだんだ」
コナン君の
─
今回の事件の詳細は
•コナン君にラケットをぶつけた大学生が所属する、テニスサークルのメンバー内で起きた。
•場所はテニスサークルのメンバーである桃園さんの所有する別荘
•被害者は石栗さんという男の人
•コナン君が石栗さんの部屋で休み、目を覚ますと不自然なかたちで石栗さんが亡くなってたという
•一見近くの棚に置いてあった大きな瓶が落ちてきて、運悪く当たってしまった事故死に思えた
•しかし状況証拠から、他殺であるとコナン君は推測している
「事情聴取は終わってるらしいな」
「その時の聴取した内容のメモを借りてきたよ」
「ありがとう」
現場を見ながら、事情聴取の内容を音読する諸伏の声に耳を傾ける。
別荘の持ち主である桃園さん、サークルのメンバーである梅島さんと高梨さん…全員に石栗さんを殺す動機はありそうだ。
気になるのは、蘭さんが言ってた「クーラーが効いてるみたいだった」という言葉。
コナン君によると、目が覚めた時部屋が暑く、クーラーが止まっていたという。
つまり、蘭さんが来た時はクーラーが効いていて、コナン君が起きた時はクーラーが切れていたのか…
そう考えるが、いまいち納得がいかない。
そもそもクーラーを切る必要があったという事は、そうしないと犯人にとって不利益があるという事だ。
「そう言えば石栗さんの部屋の合鍵が無くなったらしいよ」
「合鍵？でも鍵空いてたよな？」
「ゼ…安室さんが開けたんだって」
「「ああ…(納得)」」
警察学校時代に、マジックショーをゲリラでやってた時に降谷からピッキングのコツを教えて欲しいって頼まれたな…。
一通り現場を見てからみんなの集まるリビングへ戻る。
外を見ると日が落ちてきた…もう夕方だ。
「松田さん、萩原さん！」
「あ？」
「どうしたの、コナンちゃん」
「ちょっと聞きたいんだけど…」
コナン君が爆処組の方へ駆け寄り何かを話している。
その間、私と諸伏は静岡県警の刑事に検証結果を聞く。
…そういうことか。
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雹(プロフ) - 水さん» コメントありがとうございます！今まで全然気づかず申し訳ないです。教えていてだきありがとうございます。修正させていただきます！ご指摘ありがとうございます！！ (9月20日 8時) (
レス) id: 43b36fd2d9 (このIDを非表示/違反報告)
水(プロフ) - ログインしないで読むと、名前変換が適用されず、萩原さんから呼ばれる時だけ「ちゃん」になってしまうのでお暇な時で大丈夫ですので直してくれるとありがたいです！よろしくお願いします！これからも更新頑張って下さい！ (9月19日 10時) (レス) @page10 id: 5700234c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雹 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時：2023年9月10日 23時
