伊豆での小休暇 ページ4
同期たちと休みを合わせた私は伊豆にある別荘に来ていた。別荘は母親が所有しているものである。
「にしても班長とゼロは残念だったね…」
「まあダテさんは夜にナタリーとディナーデートするって言ってたから、休みを合わせられたとしても来なかったと思うよ」
「班長は仕方ねぇな。それよりゼロのやつは？やっぱり忙しいのか？」
「それが、ゼロとしばらく連絡つかなくて…ポアロにもいないし、多分例の列車の件で黒の組織側の仕事が忙しいのかも」
「「ああ…」」
あの快斗くんがビビってた件な…。
今回のメンバーは言い出しっぺの萩原を始めとして、松田、私、(変装してる)諸伏である。
どこに行くか考えていた時、ちょうど母が伊豆高原に別荘を持っていたことを思い出して、行くことにしたのだ。
「確か近くにテニス場があるんだよね？」
「そう、だから久しぶりにテニスをしようって」
「テニスね…」
「体育の時以来やってねぇな」
「俺も大学の時にサークルでテニスしに行ったっきりかな。諸伏ちゃんはテニス部だったんだっけ？」
「うん。中学までだけどね」
そんな話をしていたら、あっという間に伊豆高原へ到着した。
「ここがナベん家の別荘…？」
「やっぱり芸能人は違うね…」
「とりあえず荷物置いてテニス場に行こうか」
一旦荷物を置きにいってから、私たちはテニス場へ向かった。
─
まだ朝早いこともあり、あまり人がいなかった。そのため、ほぼ貸切状態である。
「4人だしダブルスする？」
「ナベ大丈夫か？」
「多分？」
「とりあえず最初は経験者のオレとナベで組もうよ」
「うん」
そんな感じでテニスを始めると、徐々に人が増えてきた。
「ナベ、意外と運動神経いいよな…」
「見た目運動できなさそうなのにね」
「え、失礼じゃない？」
「そういえば警察学校時代逮捕術の授業で投げられたナベがバク宙して着地したのは驚いたな」
「あったね、そんなこと！」
会話をしながらラリーを続けていると、どうやらギャラリーが集まってきたらしい。どうりで人が多いと感じるわけだ。
「きゃー、あの人も上手くない！？」
「プロか何かかな？」
「ていうかイケメン！！」
「ここのコートの人たちといい、今日は顔面強い人たち多くない？」
しばらく試合を続けていると、別のコートにギャラリーたちが集まっていた。
プロでも来ているのだろうか？
試合もひと段落したところで、野次馬が集まるコートへ行ってみることにした。
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雹(プロフ) - 水さん» コメントありがとうございます！今まで全然気づかず申し訳ないです。教えていてだきありがとうございます。修正させていただきます！ご指摘ありがとうございます！！ (9月20日 8時) (
レス) id: 43b36fd2d9 (このIDを非表示/違反報告)
水(プロフ) - ログインしないで読むと、名前変換が適用されず、萩原さんから呼ばれる時だけ「ちゃん」になってしまうのでお暇な時で大丈夫ですので直してくれるとありがたいです！よろしくお願いします！これからも更新頑張って下さい！ (9月19日 10時) (レス) @page10 id: 5700234c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雹 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時：2023年9月10日 23時
