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白馬君は何やら考える素振りをしながらも病室に戻った。それを見送り、事情聴取しているダテさんのところへ行くと入院患者である高坂さんが事情聴取を受けていた。
高坂樹里(42)、入院患者。
・全員分の紅茶を皆の目の前で淹れた。
・紅茶はティーバッグから淹れたもの。
・ティーカップは見舞客である他の被疑者に戸棚から出してもらった。
・ハーブティーが好きで見舞品で沢山もらった為、病室には多種多様のものがある。
・それぞれ違う紅茶を飲んでいたのは飲み比べをする為だった。
・被害者は倒れる前に半分近くお茶を飲んでいた。
・事件当時「バタフライピー」という青い紅茶を飲んでいた。
・被害者は赤い「ハイビスカスティー」を飲んでいた。
「じゃあ、他の2人が飲んでいたお茶の種類もわかりますか？」
「あ、はい。八方さんが茶色い“ペパーミント”というハーブティーで、別府さんは“カモミール”という黄色いハーブティーだったと…」
安室さんの問いかけに思い出すように高坂さんは答えた。本人が言っていた通りハーブティーが好きなようでスラスラと種類と特徴を答えた。
次に事情聴取に来たのは見舞客である八方さん。
八方時枝(42)、見舞客。
・高坂さんの証言通り「ペパーミント」を飲んでいた。
・高坂さんはお茶に詳しい。
「その飲んだ紅茶は、皆さんがそれぞれ選んだんですか？」
「ええ。テーブルに並べて好きなのをね。飲み終わったらカップをティッシュで拭いて、次のお茶って感じで…。樹里だけは、私たちが来る前からずっと青いお茶を飲んでましたけど、体にいいけど苦くてオススメできないって」
・席の配置は時計回りに八方→被害者→別府→高坂の順で座っていた。
・被害者のスマホの写真を見ており、言い出したのは別府さんだが被害者は携帯を離さず、覗き込んで見る形になった。
・被害者は昔から「独占欲が強く自己中で無頓着」だった。
「彼女の今の旦那も私の元カレ！略奪婚よ！略奪婚！
あ…だからって別に手にかけたいとまでは思ってませんけど。オホホホ…」
「はぁ…」
思い出して怒りが込み上げたのか、大声で怒鳴った八方さんは我に返りだからと言って動機はないと苦笑いをした。そして自分よりも別府さんの方が被害者を恨んでいると言う。どうやら別府さんは被害者のせいで大損したと怒っていたらしい。
「大損？」
大損ということは株でも勧められたのだろうか？
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雹(プロフ) - 水さん» コメントありがとうございます！今まで全然気づかず申し訳ないです。教えていてだきありがとうございます。修正させていただきます！ご指摘ありがとうございます！！ (9月20日 8時) (
レス) id: 43b36fd2d9 (このIDを非表示/違反報告)
水(プロフ) - ログインしないで読むと、名前変換が適用されず、萩原さんから呼ばれる時だけ「ちゃん」になってしまうのでお暇な時で大丈夫ですので直してくれるとありがたいです！よろしくお願いします！これからも更新頑張って下さい！ (9月19日 10時) (レス) @page10 id: 5700234c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雹 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時：2023年9月10日 23時
