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何かしらの事件に巻き込まれる前に、さっさと帰ろうとするとコナン君に捕まった。
「渡辺さん、ちょっといい？」
「…安室さんのこと？」
「！うん」
安室さんと毛利探偵が談笑しながら歩く数歩後ろで、コナン君とコソコソと話す。
「渡辺さんはさ、警視庁の警部さんなんだよね？」
「何を今更…ほら、この通り警視庁の警部だけど？」
コナン君に警察手帳を見せながら言うと、考え込むように少し黙ってから再び口を開いた。
「警察には“ゼロ”って呼ばれる組織があるって聞いたことがあるんだけどさ」
「…なるほど、安室さんの“ゼロ”という言葉に対する反応で、もしかしたらそうなのかもしれない、と？」
「…確信がないから何とも言えないけどね」
コナン君怖ぇー！！
安室さんの正体に勘づいてるコナン君(中身は高校生探偵)に、軽い恐怖を覚える。
ここまで推理で当ててくると、凄いを通り越してなんか怖いわ…(失礼)
「「きゃあ〜っ！！」」
「「！」」
廊下を歩いていると、途中の病室から悲鳴が聞こえてきた。
…絶対事件じゃん！！
やっぱり巻き込まれるじゃん！！
悲鳴の聞こえた方へ駆け出していく毛利探偵たちを渋々追うと、女性が倒れていた。
服装からして、入院患者ではなくお見舞いに来た見舞い客だろうか。
─
「しかし、病院で毒殺とはな…」
「ドクターが駆けつけた時には、もう手遅れだったそうです」
「それで、亡くなったのは？」
「杯戸町在住の
暫くして警察が駆けつけた。
てっきり目暮警部が来るかと思ったが、ダテさんと後輩の高木くん、あとは萩原と松田が来た。
ヤツらが来た時の安室さんの顔は、そりゃもう引き攣っていた。
「ナベは…また巻き込まれたのか……」
「…お祓い行った方がいいのかも」
到着するや否や、私を見た同期たちは心底憐れむような目で見てきた。
私だって好きで巻き込まれてるわけじゃないんだって！！
▽
死因は青酸系の毒物による窒息死。
被害者の近くには、割れたカップと溢れた紅茶…。
そして近くにはスマホも落ちている。
それに気づいたらしい松田と2人でスマホの写真を見てみると、違和感に気づく。
…須東さんって右利きなのか？だとしたらこのカップ…。
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雹(プロフ) - 水さん» コメントありがとうございます！今まで全然気づかず申し訳ないです。教えていてだきありがとうございます。修正させていただきます！ご指摘ありがとうございます！！ (9月20日 8時) (
レス) id: 43b36fd2d9 (このIDを非表示/違反報告)
水(プロフ) - ログインしないで読むと、名前変換が適用されず、萩原さんから呼ばれる時だけ「ちゃん」になってしまうのでお暇な時で大丈夫ですので直してくれるとありがたいです！よろしくお願いします！これからも更新頑張って下さい！ (9月19日 10時) (レス) @page10 id: 5700234c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雹 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時：2023年9月10日 23時
