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「…深谷はその渡辺さんのことが好きなのか？」
風見ー！！
合ってるけどそうじゃないけどありがとう！！(?)
風見の質問に、深谷くんは眉根を寄せ口を開く。
「え？恋愛感情という意味なら答えはNOです。というかナベ先輩は唯一であり絶対なんで恋情を抱くなんて烏滸がましい！！」
「え、おお…？」
「が、推しているという意味ならYESです！！俺がナベ先輩に抱く感情は尊い…ただそれだけです」
「これが千葉の言う強火担ってやつか…」
「アイドルっぽく言うならそうだな」
この辺りで出来た食事を運ぶ。
今は他に客がいないが、少々声が大きい。落ち着かせる為にも一度声をかけると、僕の方をチラリと見た深谷くんに、風見が反論するように言う。
「渡辺さんも結婚とかに憧れがあるんじゃないか？一方的な感情でそれを否定するのは違うだろ。それに渡辺さんにはふる…安室さんのような人が側にいるのがお似合いだと思う」
「は？」
ナイスアシストだ風見！！
もう当初の目的からズレてるけど悪くない流れだ。
前に深谷くんに会った時は速攻でナベから引き剥がされたが、ここで僕の良さをアピールして「ナベ先輩には安室さん以外あり得ませんね！！」と言わせるんだ！
「そ、そういえば捜査二課って普段は何してるんだ？中森警部や渡辺さんはキッドみたいな怪盗中心のイメージがあるし…」
ヒートアップしていたナベの恋愛論争に、話題を変えるべく高木刑事が話を振った。
ちっ、刷り込み計画は失敗したものの、当初の予定通りナベの仕事中の様子を聞けそうだ。
「ナベ先輩は暗号解読が得意なんでよくいろんな事件の暗号や謎を解く依頼がくるな…。茶木警視もキッドみたいな怪盗じゃない限りはなるべく解読の仕事をナベ先輩に回してる」
「へえー…渡辺さんってすごいな……さすが怪盗泣かせの名警部」
「ウチも依頼したいくらいだな」
「でも飛田サンのところは秘密が多すぎて厳しいんじゃないですか？」
「まあな」
…実は極秘でナベに手伝ってもらうこともあるんだけどな。このことは黙っておこうと思う。
「ずっと気になってたんだけど、深谷って渡辺さんや伊達さんの前だと全然違うよな…」
それは僕も思った。深谷くん、ナベや班長の前だと体育会系の後輩(?)みたいになるのに、ナベがいないと目は死んでるし刺々しくなる。
「あったりまえだ！ナベ先輩は尊いしダテさんは手放しで尊敬できる人だからな」
「なるほど！」
「…(なんでこの人はそれで納得したんだ！？)」
多分僕と風見、今同じこと思った気がする…
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雹(プロフ) - 水さん» コメントありがとうございます！今まで全然気づかず申し訳ないです。教えていてだきありがとうございます。修正させていただきます！ご指摘ありがとうございます！！ (9月20日 8時) (
レス) id: 43b36fd2d9 (このIDを非表示/違反報告)
水(プロフ) - ログインしないで読むと、名前変換が適用されず、萩原さんから呼ばれる時だけ「ちゃん」になってしまうのでお暇な時で大丈夫ですので直してくれるとありがたいです！よろしくお願いします！これからも更新頑張って下さい！ (9月19日 10時) (レス) @page10 id: 5700234c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雹 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時：2023年9月10日 23時
