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私は、降谷の車に乗りながらとある車を追っていた。
さっきの降谷の話からして、宅配業者のクール便に死体とコナン君が乗っている可能性が高い。
「米花町2丁目辺りにいるはずだ…！」
「ん？」
「どうした？」
「いや…」
トラックを追いながらあれっと思う。
米花町2丁目って確か阿笠博士の家があったよな…？
「あ、あれじゃない？」
「ナベは僕が合図するまで待っててくれ」
「うん？」
降谷は宅配のトラックの真後ろに車を停める。
よく見るとコンテナの中にキッズ達がいた。うわ、寒そう…。
「すみません、この路地狭いからちょっと譲ってもらえますか？傷つけたくないので」
「ああ…」
「今すぐ…」
「探偵の兄ちゃん！」
「助けて！」
安室さんが声をかけると、中にいた子供達が声を上げた。
状況的に結構危険なところだったのか…。
安室さんが宅配業者と対峙する中、私はダテさんに電話をした。
『ナベ？どうした？』
「あ、ダテさん？割と緊急事態だから捜一を今からいう場所によこして欲しい」
『今日非番だよな…また巻き込まれたのか』
「そーそー。殺人及び死体遺棄容疑の犯人達と安室さんが今やり合っているから、早めに来てね。場所は…」
『…わかった。すぐに人をそっちに向かわせる』
電話を終えると、降谷が宅配業者にボディブローを決めていた。
ええ…
抵抗する気を無くした犯人を見て、手錠を出しながら車を降りた。
「はーい、大人しくお縄につきましょうねー」
「「渡辺さん！！」」
「な、なんで渡辺さんが安室さんとここに！？」
「…何でだろうね……」
「(目が死んでる…)」
非番の日に事件に巻き込まれるのは嫌なんだけど…そう思いながら犯人に手錠をかけてると、安室さんから隠れるように哀ちゃんが後ろに来た。
…哀ちゃんめっちゃ体冷えてない！？
「哀ちゃん大丈夫？とりあえずこれ着てなよ」
「…ありがとう」
哀ちゃんに自分が来ていたパーカーを被せる。
相変わらずコナン君は安室さんを警戒しているらしく、キッズ達が博士の家で一緒にケーキを食べようと誘ったら変な声出してた。
…てか安室さんもそれが分かってるのに…性格悪いな！！
「それじゃあ、僕は用事があるから」
「あれ、ナベのねーちゃんは一緒に行かないのか？」
「警察だから引き継ぎが必要なんだよ…」
安室さんはさっさと帰っちゃうし…まじで巻き込まれただけだった。
今度から非番の日の誘いには乗らないようにしよ…。
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雹(プロフ) - 水さん» コメントありがとうございます！今まで全然気づかず申し訳ないです。教えていてだきありがとうございます。修正させていただきます！ご指摘ありがとうございます！！ (9月20日 8時) (
レス) id: 43b36fd2d9 (このIDを非表示/違反報告)
水(プロフ) - ログインしないで読むと、名前変換が適用されず、萩原さんから呼ばれる時だけ「ちゃん」になってしまうのでお暇な時で大丈夫ですので直してくれるとありがたいです！よろしくお願いします！これからも更新頑張って下さい！ (9月19日 10時) (レス) @page10 id: 5700234c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雹 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時：2023年9月10日 23時
