探偵と非番の警部 ページ15
非番の日。
今日こそ誰にも邪魔されずにダラダラするぞ！と意気込んでいたらメッセージが届いた。
「げ、安室サンじゃん」
【ご馳走するからポアロに来てくれ】と書かれたメッセージを見て、渋々身支度する。
流石にジャージで行くわけにはいかないので、この前買った服を引っ張り出す。
…ラフすぎるな…まあ安室さんだしこれでいいや。
めんどくさいと思いながらも、ポアロに向かった。
▽
ポアロに入ると、梓さんが笑顔で出迎えてくれた。
呼び出した癖に安室さんいないのかよ。
「安室さんですか？ちょっと前に買い出しに行ったので、そろそろ戻って来ると思いますよ！」
「そうですか」
正直安室さんがいない方がゆっくり休めるのだが、彼に呼び出された手前本人が居ないと用事が終わらない。
お気に入りのチョコレートケーキを食べながら安室さんを待っていると、手が空いたらしい梓さんがキラキラした目で見てきた。
…なに？
「あの、前から聞きたかったんですけど、渡辺さんと安室さんってどこまでいったんですか？」
「は？」
「以前安室さんが渡辺さんにアプローチ中だって言ってたじゃないですか！」
「そんなことも言ってたね…」
「その後結構渡辺さんがポアロに来てくれるようになったから、関係が進展したのかなって思って！」
「えー…特に進展してないと思うけど…。ちなみに安室さんはなんて？」
「確か「僕は仲良くなったと思ってますよ」！安室さん！！」
梓さんと話していたら、安室さんが帰ってきた。なんかタイミング良すぎない？
「暫くはお客さんが来ないと思いますし…梓さんは休憩へ行ってもらって大丈夫ですよ」
「わかりました。じゃあお願いします」
「はい」
梓さんが休憩のためバックヤードへ行ってしまったので、安室さんと2人きりになった。
梓さんが裏へ行く前にウインクしてたけど、私と安室さんは特に関係が進展するようなことはないからね！？
「で、安室さん。一体何のようで？」
「え？」
何か用があってあんなメッセージを送ってきたのかと聞いてみたが、キョトンとした顔をされた。
「ただ単にナベに会いたかっただけだが？」
「は？」
「でもまあせっかく来てくれたし、この後ドライブに行かないか？」
「ドライブ？」
どうせ予定はないだろ？と見透かしたように言われた。
はいはい、ドライブでも何でも付き合ってあげますって。
しばらく雑談をしていたら休憩から帰ってきた梓さんが首を傾げていた。
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雹(プロフ) - 水さん» コメントありがとうございます！今まで全然気づかず申し訳ないです。教えていてだきありがとうございます。修正させていただきます！ご指摘ありがとうございます！！ (9月20日 8時) (
レス) id: 43b36fd2d9 (このIDを非表示/違反報告)
水(プロフ) - ログインしないで読むと、名前変換が適用されず、萩原さんから呼ばれる時だけ「ちゃん」になってしまうのでお暇な時で大丈夫ですので直してくれるとありがたいです！よろしくお願いします！これからも更新頑張って下さい！ (9月19日 10時) (レス) @page10 id: 5700234c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雹 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時：2023年9月10日 23時
