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青子ちゃんは小さく頷いた。
どうやら予想通り、快斗くんの疑いを晴らすための提案だったらしい。
「ありがとう、青子ちゃん。これからも快斗くんのことをよろしくね」
「…もちろんです！そういえばAさんは快斗に用事があったんですよね？」
「私も青子ちゃんと同じ理由かな」
本当は快斗くんに中森警部が疑っていることを伝えた上でアリバイ工作をしようと思ったんだけど、青子ちゃんが折角気を利かせてくれた訳だし、それにデートなら邪魔するわけにはいかないよね！
─
「ああ、もうどうすっかなぁ…」
「例の予告の日なんだろ、デート」
「デートじゃねえ！！」
「はいはい」
あの後、青子ちゃんを家まで送り届け、快斗くんたちと私の家で作戦会議をしていた。
てか爆処組連日うちにくるな…。
「とりあえずNA●UTO貸してやるよ」
「影分身しろってか！？」
「陣平ちゃん、●空の方がいいって」
「忍●？古くねぇか？」
「漫画の問題じゃないって！！物理的に無理！！」
何やらアホなことをしている3人を尻目に、ふと思いつく。
確かトロピカルランドでデートするって言ってたよね…
「出来るかもよ、影分身」
「Aさんまで…なんで銀●！？」
ちなみに、快斗くん本人もこの前顔を見られた気がしているらしく、これって警部と青子ちゃんにバレているのでは…？と勘付いたらしい。
「一度寺井さんにも相談したほうが良いかもしれないけど…」
─
日曜日。いよいよ予告の日である。
怪盗キッドの予告日ということもあり、二課はピリついていた。
この前青子ちゃんと連絡先を交換したので、デートの調子を聞いてみると順調だと返ってきた。
後少しで予告の時間だが…快斗くんは間に合うのか。
「ナベ先輩、中森警部どこ行ったんですかね？」
「中森警部なら、キッド捕獲作戦を実行中だよ」
「？」
予告の時間になり、現場には煙が充満する。…キッドの仕業だ。
「ふかやん、この煙吸わないようにね」
「うっす」
ハンカチで口を押さえながらも、ふかやんに指示を出す。
中で中森警部がキッドとやり合うはずだから、私たちは逃走経路を塞ぎに行く。
「今までの経緯から空の経路が可能性が高いっす」
「屋上か…行こう！」
「はい！」
屋上に出てみるもハンググライダーで飛んだ形跡はない。
『渡辺！キッドに逃げられた！！』
「え、屋上にはきてないですけど…」
『何！？』
下から逃げたのか…
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雹(プロフ) - 水さん» コメントありがとうございます！今まで全然気づかず申し訳ないです。教えていてだきありがとうございます。修正させていただきます！ご指摘ありがとうございます！！ (9月20日 8時) (
レス) id: 43b36fd2d9 (このIDを非表示/違反報告)
水(プロフ) - ログインしないで読むと、名前変換が適用されず、萩原さんから呼ばれる時だけ「ちゃん」になってしまうのでお暇な時で大丈夫ですので直してくれるとありがたいです！よろしくお願いします！これからも更新頑張って下さい！ (9月19日 10時) (レス) @page10 id: 5700234c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雹 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時：2023年9月10日 23時
