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仕事を終え、快斗くんと待ち合わせをしている場所へ向かう。
「あ、Aさん！」
「快斗くん、とそちらは確か中森警部の…」
「娘の青子です！」
「快斗くんの従姉の渡辺Aです。中森警部にはいつもお世話になってます」
「悪いなAさん、青子もついて来るって聞かなくて…」
「何よ、快斗が全然Aさんと会わせてくれないんじゃない！前から会ってみたいって言ってるのに…」
「まあまあ、とりあえずどこかでお茶しよっか。希望はある？」
「あ、それなら青子ポアロって喫茶店に行ってみたいです！友達から噂を聞いて一度行ってみたかったので」
「「((まじか…))」」
よりによってポアロか…。
安室さんがいない事を願いながらも、青子ちゃんの希望通りポアロへと向かった。
─
「いらっしゃいませ！Aさん、今日は珍しい連れですね」
「梓さん、こんにちは。今日は従弟くんとその彼女ちゃんと話がしたくて」
「「彼女じゃない！！」」
「息ぴったりですね…」
快斗くんたちを揶揄いながらも梓さんに案内された席に座る。
「私の奢りだから好きなものを頼んでね」
「そんな、自分で払います！」
「いいじゃん、Aさんが奢ってくれるって言うんだし。あ、俺チョコレートパフェで」
「快斗は少し遠慮をしなさいよ！！」
「気にしないでよ。青子ちゃんは何にするの？」
「じゃあいちごパフェで…」
快斗くんと言い合いしながらも仲良くパフェを頼む二人に笑みが溢れた。
「聞いてくれよAさん、青子のやつ急に今度の日曜にデートして、なんて言い出してよぉ」
「いいじゃんデート、してくれば？」
Aさんは事情知ってるし上手く断るように誘導してくれ、と言わんばかりの視線を感じる。
おおかた、中森警部の話を聞いた青子ちゃんが、快斗くんの疑いを晴らすために提案したのだろう。
健気だなぁ…
今回は青子ちゃんの味方をしたいと思う。
「Aさんまで！？」
なぜという快斗くんをよそに、青子ちゃんと盛り上がっていると、来客を知らせるベルが鳴った。
「お、ナベじゃん」
「快斗くんまでいる。ん？その子快斗くんの彼女？」
「げ、松田さんと萩原さん…」
「知り合いですか？」
「うん、私の同僚の警察官だよ」
ちょうどいいので松田と萩原に絡まれた快斗くんを、そのまま引き取ってもらうことにした。
二人にダル絡みされる快斗くんを尻目に、青子ちゃんに問う。
「もしかして、中森警部から話を聞いた？」
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雹(プロフ) - 水さん» コメントありがとうございます！今まで全然気づかず申し訳ないです。教えていてだきありがとうございます。修正させていただきます！ご指摘ありがとうございます！！ (9月20日 8時) (
レス) id: 43b36fd2d9 (このIDを非表示/違反報告)
水(プロフ) - ログインしないで読むと、名前変換が適用されず、萩原さんから呼ばれる時だけ「ちゃん」になってしまうのでお暇な時で大丈夫ですので直してくれるとありがたいです！よろしくお願いします！これからも更新頑張って下さい！ (9月19日 10時) (レス) @page10 id: 5700234c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雹 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時：2023年9月10日 23時
