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「これでも食らえっ!!!」
ティアマト「Aaaaa...」
「クソッ...!」
マーリン「二柱の女神による真体の足止め、ウルクを餌にした冥界の落とし穴、双剣の剣士の覚醒した宝具、天の鎖による拘束、冥界の刑罰、私の綺麗なだけの花、そして彼女の擬似宝具。だが、まだ足りない。あれはまだ恐怖を知らない。天敵を知らない。彼という死を知らない。」
直哉「彼...!?」
芥川「馬鹿な!僕ら以外に味方など...!」
マーリン「いるとも。とっておきの凄いのがね。では、彼はいったい誰に呼ばれたか?ギルガメッシュ王でもない、魔術王の聖杯にでもない。キミだ、藤丸君。彼はキミに礼を返すためにその冠位を捨てると言った。そして敵は人類悪、ビースト。」
『...まさか』
マーリン「初めから、彼がこの地に現れる条件は整っていたんだよ。キミたちの戦いは、全てに意味があったのさ。」
『以前、この冥界で藤丸君の生命反応が消えていたのは...!』
マーリン「その通り!さあ、天を見上げるがいい原初の海よ!そこに、貴様の死神が立っているぞ!」
「...あれは...ジウスドゥラさん!?」
ジウスドゥラ「死なくして命はなく、死あってこそ生きるに能う。そなたの言う永劫とは、歩みではなく眠りそのもの。災害の獣、人類より生じた悪よ。回帰を望んだその慈愛こそ、汝を排斥した根底なり。」
狡噛「あの爺...」
山の翁「獣に堕ちた神と言えど、原初の母であれば名乗らねばなるまい。幽谷の淵より、暗き死を馳走しにまいつた。山の翁、ハサン・サッバーハである。晩鐘は汝の名を指し示した。その翼、天命のもとに剥奪せん___!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年3月4日 23時