. ページ30
ギルガメッシュ「あの脚は巨体を支えるには細すぎる。ティアマト神は海水の上でしか歩行できないと見るべきだ。この仮説、我もカルデアも当たりだと見ている。」
「黒泥がティアマトの移動手段、所謂滑走路ってことだね。」
学秀「なら、その黒泥を分解しよう。とうとう朝日がのぼったが、何か策はあるか?」
『申し訳ありません...ご主人様のお役に立とうと、毒薬作りに特化した王子とも話してみました。ですが方法は見つかりませんでした。』
「...毒薬といえば!私ってまだ解毒剤渡されてなくない!?」
アリス「反省しなさい。死の間際に渡してやりますよ。」
「突然辛辣だね!?」
蓮巳「...残念だが、兵士より報告が来た。ティアマトが予想より半日早く、進行を再開したらしい。」
『嘘だろ!?仮に解析が間に合ったとしても、分解薬が作れないじゃないか!』
芥川「こうなったら脚を破壊するしか...!」
ケツァル「その必要はないわ。黒泥...ケイオスタイドの除去なら私が行います。上陸したティアマト神の周囲ぐらいなら、私の宝具で十分可能です。」
「...マジで!?天才か!あの時貶してごめんね!?」
ケツァル「あの時は貶されて当然の行いをしましたから。でも危険なことに変わりはないわ。だから藤丸さんには私をティアマト神の足下まで連れて行ってもらって、宝具使用時も魔力提供をしてもらわなければなりません。」
狡噛「周囲にはラフムが飛んでいる...危険だな。本来俺が所持するドミネーターには、パラライザー以外に段数制限がある。今通信が繋がってるだけでも奇跡と言える代物だ。」
ギルガメッシュ「本来...ということは、今は違うのだな?」
狡噛「ああ。元公安の奴らと分解して一から作り直し、段数制限のない無敵の銃に改造した。その代わり、五秒の冷却システムが搭載されたけどな。」
イシュタル「十分!ケツァル・コアトルの宝具発動まで、藤丸たちはティアマト神の足下にいなきゃならない。ラフムの足止めにも十分役立つわ!」
フォウ「フォーウ!」
藤丸「よし、やろう!」
ギルガメッシュ「よかろう!今の藤丸の返答をもって、ティアマト迎撃作戦、開始の号砲とする!」
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琲世 | 作成日時:2021年3月4日 23時