. ページ12
ギルガメッシュ「それは完全に目覚めてはいないようだな。何しろ反応がない。そうだな、カルデアの?」
『困ったときのダ・ヴィンチちゃんでーす!...うん、ギルガメッシュ王の言う通りだ。現在そんな凶悪な霊基反応はどこにも発見できない。あるとすれば...ねぇ?』
ケツァル「黒く染まっていたペルシア湾の中でしょうね。ウルクに向かう途中、空から様子が見えたわ。」
ギルガメッシュ「...あの個体はラフム、そう名付ける。シドゥ...いや、兵士長よ。ラフムの名を各部門に伝えよ。今後の伝達が楽になるからな。」
藤丸「...シドゥリさん?」
蓮巳「ギルガメッシュ王!シドゥリさんは何処だ!?」
ギルガメッシュ「...」
蓮巳「忘れたとは言わせないぞ!!!ギルガメッシュ!!!」
ギルガメッシュ「シドゥリであれば市民を庇い、ラフムどもに連れ去られた。以上だ。」
学秀「...さっきもそうだった。お前は僕の婚約者を自分のマスターだと称し、自分の嫁だと言うような態度を見せてきた。彼奴が気にするなと言っていたから気にしてこなかったが...我慢できない。」
ギルガメッシュ「...」
学秀「彼女の夫だと名乗るなら、最後までその姿勢を見せろ!!!王として多くの民を救ってみせろ!!!シドゥリもお前に尽くしてきたんじゃなかったのか!?」
アリス「王が望まなくとも、ここは拐われた人たちを探す者と海辺の調査をする者に別れた方がいい。」
ギルガメッシュ「よく言った、たわけども!ではエリドゥへの調査を命じてくれる!」
アリス「...!本当ですか!?」
ギルガメッシュ「期限は一日だ!一日で事を済ませ、この玉座に戻るがいい!もとより貴様らはウルクの戦力に勝るなどと思っておらんわ。急げよ!さらわれた者たたの処遇は貴様らに一任する!」
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琲世 | 作成日時:2021年3月4日 23時