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...相棒が連れ去られたとは思えない。だがもし奴の手に渡っているのなら?
殺す。それしかない。
バーサーカー「...片足がない...何をした?」
七海「それでよく体勢を保てますね。感心しますよ。」
バーサーカー「さすが青の選定者だ。聖杯戦争であれば、君を相手にするのは絶対に避けていたよ。だがこれはマスターの命令でね...残念ながら一緒に来てもらう。」
何があっても私の相棒でいると言ってくれた。どれだけしつこく払っても、菊岡君は私についてきてくれた。
七海「相棒をどうする気だッ!!!」
五条「ッ...!」
バーサーカー「...声が響く...そうか、君は才能がある。だから選定者に選ばれたのか...面白い。」
七海「答えろ!!!」
バーサーカー「拷問だ。あの女でも何かしら情報はあるだろう?」
七海「...あんなにも小さな女の子なのにか?」
バーサーカー「ああ。それがマスターの望むもの。」
私はもう、いつ死んでも構わないと思っていた。こんなにも幸せを味わったのだから、あのパン屋の店員にお礼を言ってもらえたのだから。
あなたのせいだ。勝手に相棒と名乗って、私をその気にさせて...死ねる状況ではなくなった。
ただの女の子として、夢を叶えるためにプロデューサーを目指して、そのために家族と離れて遠くの地の高校に進学して
...何故彼らはその夢を叶えることすら許さない?
七海「ふざけるな。」
バーサーカー「ほう?何故だ?」
七海「私の相棒にこれ以上傷をつけるな。」
バーサーカー「...そうか。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年2月28日 15時