処刑 ページ48
李｢...何で知っているんですか。｣
｢お父さんが事前に教えてくれた。いや...脅して教えてもらったって方が正しいかな。｣
乙骨｢脅したの！？｣
｢日本を含めた四カ国は話し合った。現状起きている醜い争いをやめて、お互いが抱える問題に立ち向かおうって。歴代のトップは自分の保険しか考えてなかったけど、彼らは国のことを真剣に考えた。｣
乙骨｢...どうして日本以外が滅んだの？｣
｢自分達の脅威である、未知の存在に滅ぼされた。日本の軍隊の一部がその存在に唆されて、三カ国は一夜にして滅んだ。...結局、当時のトップは歴代と同じことをした。その事実を闇に葬り、三カ国は立ち入り禁止となった。｣
李｢正解です、Aさん。さすが私の对象だ。｣
｢中国語の意味なら少しだけ理解してます。...私、あなたの婚約者になった覚えはありません。�鵑瓦批韻辰討笋蠅泙垢茵¬っ里梁減澆気鵝�｣
李｢カフェで出会ったときから結ばれているのに、あまりにも酷いですね...Aさん、どうして私が国を滅ぼしたか知ってますか？両親が死んで、特に何もすることがなく生きてたからですよ。｣
｢それが理由？ならさっさと死んで。気持ち悪い。｣
李｢...五年間、一度も眠ったことがない。二十四時間という長い時間をどう使えばいいのかわからず、私は生きる屍となった。君なら私を救えたとでも？｣
｢救えたよ。子守唄を歌って寝かせればいい。｣
乙骨｢単純な方法だね...待って、本当に殺すの？｣
李｢殺すなら構いませんよ？...ですが、恩人を簡単に売るような真似はしません。ついでに私が勝てば、二人には死んだことにします。ずっと暗い地下牢で愛してあげますよ...♪｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年1月28日 21時
