エピローグ ページ34
スバル｢早く歌いたいけど...その前に！あんず！｣
あんず｢わ、私！？｣
スバル｢Aも来て！皆で歌おう！｣
｢どんな無茶振り...いいよ！我ら夢ノ咲学院生徒たちで、共にアンサンブルを奏でよう！スペシャルゲストでナナミンたちも来ていいよ♪｣
七海｢遠慮します...なんて言っても、どうせ連れていくんでしょう？｣
｢うん！｣
七海｢わかりました。Aさんの歌声も上達していますし、私も一緒に歌いましょう。｣
｢行ってきまーす！｣
五条｢いてら〜♪｣
お母さん、皆と歌うのもすごく楽しいね。戦い続けてようやく訪れた、あの日夢見た幸せ。大事な人たちと迎えれて嬉しい。
...私、昔憧れたアイドルとして立っているよ。ほんの一時だけど、大切な人たちとこのステージに立っているよ。
この日が終わったら、今度は私が支えなきゃ。一人のプロデューサーとしてこの世界を変えていこう。
｢はぁ...よし、帰ったら少し訓練かな。｣
七海｢...夏蓮さんから救援要請が。まだ菊岡君の協力が必要みたいですね。｣
｢お望みとあれば、三月まで協力するよ。二年生になれば私は普通になるけどね。｣
七海｢卒業試験不合格の場合は...呪術師としての称号を剥奪するだけ。そう聞きましたが、わざわざ自分にペナルティーを課すようなことをしたそうですね。｣
｢不合格の場合、より一層厳しい任務に当たる。私の知る外国は平和なものだと聞いたけど、特に中国なんかは政府の操り人形だって聞いた。その任務に集中したい。｣
七海｢国のトップは歳をとった穏やかな男性。...しかし、調査の結果それは間違いだった。実権を握っていたのは�鵑箸いΠ纏�者。｣
｢ナナミンも調査するの？｣
七海｢はい。｣
｢...殺す相手が人だったとしても？｣
七海｢そうです。それから呪霊が向こうにいたとしたら、あなたたちだけでは対処できないでしょう。｣
｢そうだね...それじゃ、その時はまた相棒としてよろしく。たまには下の名前で呼んでよ？｣
七海｢...それなら、私のこともそう呼んでください。｣
｢わかった。よろしくね、建人。｣
七海｢...やっぱり無しで。｣
｢呼び方ケンタッキーに変えるよ？｣
七海｢もうそれでいいですよ...｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年1月28日 21時
