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菊岡「...僕も...人間じゃないな。」
人を殺すことに躊躇がなくなった。こんな汚れた手でも、娘が僕に懐くのは奇跡と言えるだろう。
有馬「後は僕たちに任せて。...彼らはもう侵蝕しすぎている。」
煌「何で急にこんなことになったんだよ!?さっきまで普通の人間だっただろ!?子持ちの女が、自分の子供を殺して...将来結婚するはずの相手を殺して...皆を殺し始めた!!!」
有馬「...さらに改良されたウイルス...救えない人間たちだ。ゾンビと同じ、噛まれればゲームオーバー。感染を防ぐためにも殺すしかない。」
菊岡「親玉は呪術師に任せてあるけど...どうかな、僕たちは死ぬと思うかい?」
有馬「死ぬよ。死にたくないなら銃を撃ちまくれ。いいな?」
Aが救われた昨日、マンションの前で多くの人間が死んだ。その死体が突然動き出して...感染は徐々に広まった。
罪のない人たちを殺すのに躊躇して、部下も何人かやられて...
菊岡「っ...!」
紅葉「呆けるなら去れ。」
鏡花「私たちが止める!」
菊岡「泉鏡花...君、今までどこに!?」
鏡花「その話はまた後で。止める手段がないなら...ここで楽にするしかない!」
煌「...お前は殺しをやめたいんだろ。それでも殺すのか?」
鏡花「殺す。...そうじゃないと、ここにいる人たちが報われないから!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年1月23日 9時