最後の分かれ道 ページ41
吉田「ただいま。」
「...」
吉田「生きるための力...私が出掛けている間、何をしていた?」
「お前には関係ないよ。さっさとご飯食わせろ。」
こいつは何かを仕掛けるために、私を利用しようとしている。生きたいって願えば願うほど、なんかムカついてきた。解放されたら真っ先に殺してやる。
...スマホは棚の中に隠したけど、安易すぎただろうか。
吉田「そういえば、そこにスマホ置いてたよね。どこかにしまったのかい?」
「...バラバラにして鴉に食わせた。」
吉田「保護団体に怒られそうな発言だね。確かに鴉は雑食だけど...機械まで食べたかなぁ?」
「鴉も進化したんでしょ。」
頼む、気づかれないでくれ。
吉田「君、嘘下手すぎでしょ。」
「...」
吉田「触ったのは...私が帰ってくる十分前かな。そこまでして何に助けを求めた?どうせ死ぬんだから、諦めなよ。」
無理だ...人生クソゲー、まだスマブラの方がマシ。
はあ、面倒。
「ふんッ!!!」
吉田「...うん、程よい頭突きだ。でも私も短気だからさぁ、一発じゃ済まない」
やば...
吉田「よッ」
渚「うっ...うわっ!?鳥呪霊のくちばしで貫かれてる!?」
夏油「何度貫いてもまた蘇るよ。A、義手義足の場所は?」
「知らないけど...ここ何処なの?」
学秀「マンションの一室だ!人通りも多いし、すぐに警察が来る!」
「...久しぶりに学秀に抱っこしてもらえたー...」
学秀「これから何度でも、毎日やってやる。」
「っ...照れる。ガラス割って侵入してきたけど、弁償とかされないかな。」
夏油「後は呪術師に任せるといいよ。簡単に隠蔽できる。」
「こわー...」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年1月23日 9時