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｢...ここが職場？倉庫の片付けでもしろって言いたいわけ？｣
ルーシー｢そうよ。｣
このまま黙って従っておけば、彼奴のことを探れるに違いない。Aがまたこの船に来るまでの間、早めにあの成金野郎に気に入られるようにしなくては。
｢掃除道具ないんだけど...させるなら持ってきてくれない？自由に動けない私からすれば、嫌がらせすぎるんだけど。｣
...返事がない。
｢ねえ、｣
ルーシー｢うああああッ！！！！！｣
...この赤いインクは何？ああ、早く掃除しないと。でも動けない。頭がズキズキと、パキパキと...
ルーシー｢ふふっ...そうよ、最初からこれが正しかったんだわ。祟り、オヤシロさまが、私を、殺そうと｣
ボタッ
｢(...あ)｣
これ、私の血か。
ルーシー｢ッ！？｣
ナサニエル｢正気に戻れ！ルーシー！！！｣
ポオ｢...A...？ナサニエル！何故彼女がここにいるのであるか！？我輩に何故知らせなかった！？｣
ナサニエル｢...事情は後で話します。ルーシーを医療室に！彼女は今ここで治療します！｣
ねえ、和人お兄ちゃん。横浜に観光に来たら知らない人に殴られたことってある？
私は初めて体験したよ。誘拐されて、暫く働けって言われて、そしたら殺されて。
｢(面倒...寝たい...)｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年1月23日 9時
